日本経済新聞に円山応挙「淀川両岸図巻」が掲載

群馬・ハラ ミュージアム アークより

日本経済新聞「美の美」欄の連載企画、「スーパービュー―江戸絵画視覚の冒険㊤」(9月4日付)で、円山応挙(1733-95)の「淀川両岸図巻」が紹介されました。執筆は宮川匡司氏です。

原六郎コレクションの名品として知られる「淀川両岸図巻」は、円山応挙が30代はじめに筆を揮った長大な絵巻です。京都・伏見から大阪・天満橋辺りに至るまでの淀川両岸の風景が、約16メートルにわたって描かれています。
応挙は、描いた山や川などの事物が鑑賞者の現実空間と一体となるような「写生」のスタイルを創り出したと評されます。本作はその一歩と位置づけられる作品です。
特徴は、川を中央にして両岸の風景を上下に展開させた、独特の視点と視覚による空間表現。不思議な視覚体験ができます。この点について記事に詳しく取り上げられていますので、ぜひお読みください。
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円山応挙「淀川両岸図巻」一巻(部分) 江戸時代 明和2年(1765)

また、緻密な風景の描写にも驚かされます。両岸で暮らす人々の姿、山並みの表現など、細密描写をぜひ間近でご鑑賞いただければと思います。
円山応挙「淀川両岸図巻」は下記の日程で展示予定です。巻替えをして、前期・後期で違う場面をご覧いただきます。

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◆時季の造形
前期:2011年10月28日(金)~11月30日(水)
後期:2011年12月2日(金)~2012年1月4日(水)
会場:特別展示室 觀海庵

主な出品作品
円山応挙「淀川両岸図巻」一巻 江戸時代
「武蔵野図屏風」八曲一隻 江戸時代、狩野探幽「龍虎図」双幅 江戸時代、森徹山「百鶴図屏風」六曲一双 江戸時代、「ぶりぶり蒔絵徳利提」一基 江戸時代 など
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開館時間 9:30 am – 4:30 pm (入館は4:00 pmまで)
入館料 大人(中学生以上)¥1000 こども(3歳-小学生)¥500
休館日 木曜日(11月3日、12月29日は開館)、1月1日
※荒天時には都合により臨時休館する場合があります。
交通案内 JR上越線「渋川駅」より「伊香保温泉行き」バスにて15分、「グリーン牧場前」下車。お車の場合、関越自動車道「渋川・伊香保I.C.」より8km、15分。

◇電車のご案内◇
*変更の可能性がありますので、事前に必ずご確認ください

《JR「上越・長野」新幹線利用の場合》 
〈東京駅発→高碕駅で在来線の上越・吾妻線に乗り換え→渋川駅着〉

・10:12東京発→11:01高崎着/11:11高崎発→11:35渋川着
・11:12東京発→12:03高崎着/12:20高崎発→12:44渋川着 
・12:24東京発→13:14高崎着/13:31高崎発→13:56渋川着

《JR上越線新特急「草津」利用の場合》
〈上野駅→渋川駅着〉

・ 9:00上野発→10:37 渋川着 (31号 ※土休日のみ運転)
・10:00上野発→11:43渋川着 (3号 ※土休日のみ運転)
・12:00上野発→13:45 渋川着 (5号)

渋川駅からは関越交通バスに乗り「グリーン牧場前」で下車します。
http://www.kan-etsu.net/r-bus/timetable/shibu-ikaho-1.htm

バス停より徒歩7分で当館に到着します。

◇お車のご案内◇
関越自動車道「渋川・伊香保I.C.」より伊香保温泉に向かって8km、約15分。

高速道路について
E-NEXCOドライブプラザ http://www.driveplaza.com/

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お知らせ
■ハラミュージアムアークは本展覧会より「ミューぽん」に参加しました。ぜひご活用ください。
http://www.tokyoartbeat.com/apps/mupon

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