展覧会 : アピチャッポン・ウィーラセタクン 「プリミティブ」

CNAC LABでは、2012年7月6日より、アートと映画の両分野で近年国際的に活躍するタイの映像作家、アピチャッポン・ウィーラセタクンの「プリミティブ」プロジェクトより、メインの映像作品7点を、前期、後期に分け、個別上映方式にて展示いたします。

「プリミティブ」プロジェクトは、ハウス・デア・クンスト(ミュンヘン)、FACT(リバプール)、アニメイト・プロジェクツ(ロンドン)の共同コミッションワークとして制作された作品で、大規模な映像インスタレーション1作品(7点/8画面)に加え、短編映画2作品、アート本1冊で構成されています。2010年にカンヌ映画祭でパルムドール(最高賞)に輝いた映画「ブンミおじさんの森」を構想する際に、タイの僧侶が書いた「前世が見える男」という本に出会ったことをきっかけに、アピチャッポンはタイ東北地方を旅し、本プロジェクトと長編映画を完成させました。

今回CNAC LAB では、特別に作家の了承を得て、インスタレーションを構成する映像7点を個別に上映する世界初の試みを行います。またその核となる2面マルチ映像「PRIMITIVE」は、あらたに日本語字幕を付けたバージョンにて後期プログラムとして今秋初公開いたします。

プログラム A 2012年7月6日(金) – 8月19日(日)

NABUA(9分3秒)
NABUA SONG (4分10秒)
I’M STILL BREATHING(11分7秒)
AN EVENING SHOOT(4分10秒)
A DEDICATED MACHINE (1分34秒)
MAKING OF THE SPACESHIP(28分13秒)

プログラム B 2012年9月上旬 – 10月末予定

PRIMITIVE(2画面/29分34秒)

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アピチャッポン・ウィーラセタクン
「プリミティブ」(プログラムA)

会期:2012年7月6日〜8月19日

Open Hours 11:00〜19:00
CNAC LAB
http://www.cnac.jp/exhibition/index.php

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