【AIR 3331】 成果発表展:イグナシオ・チーコ「戦争についての言葉」10/26 18:00-20:00



アルゼンチン人アーティスト、イグナシオ・チーコによる個展『戦争についての言葉』は、マルビナス戦争(フォークランド紛争)のベテラン兵士の父を持つ息子としての、彼自身の経験と結びついています。
「私が子供の頃、私の父は戦争での出来事についてよく語ったものだった。そして、それは私にとっての世界だった。私は大きな波や、限りなく広がる海とその海の水が身も凍るほど冷たいことも知っていた。私は、大きな壁よりも高い船があったことを知っていた。私はそこに戦略があったことも、イギリス人のことも、その潜水艦が持つ二つの魚雷のことも知っていた。」
彼の記憶を受けて、イグナシオは、軍服を身につけたビデオ・パフォーマンスを制作しました。彼は父の戦争の写真を通じて、海上の駐留について深く掘り下げる機会を得ました。彼のインスタレーション作品、「Covacha (東屋)」は、戦争が呼び起こす受難と悲惨さからの原始的な避難場所を表現したとも言えます。日本人の戦争の記憶について彼が行ったリサーチは初期段階ですが、象徴としての日の丸の繊細な部分やオーディオインタビューなどにも取り組んでいます。

それぞれの作品は、見過ごすことのできない、作家の個人的な思いを表現しています。

◯展示概要
日程:2017年10月26日(木)
時間:18:00-20:00 (※オープニングレセプションと同時開催いたします)
会場:アーツ千代田 3331、B104
入場料:無料
アクセス:http://www.3331.jp/access/
webサイト:http://www.3331.jp

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