ホー・ルイ・アン「The Price of Gold / 金の価格」
2026年4月4日(土)15:00–17:00(開場:14:30)※主催者挨拶およびポストトーク含む
日比谷コンベンションホール
料金:無料(事前申込制、申込多数の場合は抽選)
https://www.obayashifoundation.org/urbanvision/profile/2025_ho_rui_an.php
公益財団法人大林財団は、制作助成プログラム「都市のヴィジョン—Obayashi Foundation Research Program」の第5回助成対象者であるシンガポール出身のアーティスト、ホー・ルイ・アンによる新作レクチャー・スクリーニング「The Price of Gold / 金の価格」を開催する。参加は事前申込制で、申込締切は3月13日23:59まで。プログラム終了後にはポストトークも実施される。
ホー・ルイ・アン(1990年シンガポール生まれ)は、現代美術、映画、パフォーマンス、理論の交錯する領域で活動するアーティスト。レクチャーやエッセイ、映画などを通してグローバル時代のさまざまな統治システム下での労働やテクノロジー、資本の関係性を探求している。これまでに上海ビエンナーレ(2023)、バンコク・アート・ビエンナーレ(2020)、光州ビエンナーレ(2018)、ジャカルタ・ビエンナーレ(2017)、シャルジャ・ビエンナーレ13(2017)、コチ・ムジリス・ビエンナーレ(2014)など数々の国際展に参加。また、クンストハレ・ウィーン(2021)での個展やシンガポール美術館(2022)、ハオス・デア・クルトゥーレン・デア・ヴェルト(ベルリン、2017)などでプロジェクトを発表した。日本国内では、「ディス/コネクション:日本とアジアの現代アートと映画」(ASAKUSA、東京、2024)、「響きあうアジア2019」(東京芸術劇場)、「サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から」(森美術館、国立新美術館、2017)に参加したほか、「呼吸する地図たち」(山口情報芸術センター[YCAM]、2018)では、YCAMと第12回光州ビエンナーレが共同委託した《アジア・ザ・アンミラキュラス》を発表し、レクチャー・パフォーマンスを実施した。
リサーチ風景 佐渡金山
リサーチ風景 太陽の塔
本作は、金、貨幣、国家をめぐる近代日本の変容を読み解くレクチャー・スクリーニングであり、レクチャーと映画(抜粋)の上映を組み合わせ、活動写真弁士の片岡一郎による解説を伴う形式で実施される。1890年代から1940年代の金を通貨の価値基準とする「金本位制」を含む日本の金融史、無声映画、アーカイブ資料の調査をもとに、映像や既存の映画作品によって構成される。複数の地域を横断しながら行なわれるホーの実践は、歴史、金融、文化芸術が複雑に織りなすネットワークとして都市を捉え直し、その構造が現代都市とどのように深く関わっているのかを想像させる試みとなる。
ポストトークでは、本プロジェクトの副委員長を務める保坂健二朗(滋賀県立美術館 ディレクター(館長))をモデレーターに迎え、ホー・ルイ・アン、片岡一郎(活動写真弁士)、足立元(美術史、社会史研究者)が登壇。金本位制期に制作、流布された映画や視覚表現を手がかりに、歴史、映画、パフォーマンスの視点から、本作の現代的意義について語る。
【参考作品】ホー・ルイ・アン《A Petropolis in a Garden with a Long View》(2024)Courtesy of A+ Works of Art, Photo: Quinn Lum
【参考作品】ホー・ルイ・アン《Figures of History and the Grounds of In telligence》(2024)Courtesy of A+ Works of Art, Photo: Quinn Lum