搬入プロジェクト/六本木ヒルズノースタワー計画 ©︎危口統之と「悪魔のしるし」
危(木)口統之展
2026年1月17日(土)–3月22日(日)
KAG
https://gallerykag.jp/
開廊時間:12:00–17:00
休廊日:月
2024年の開設以来、独自のプログラムを運営してきた倉敷のアートスペースKAGでは、倉敷市出身の演出家・アーティスト、危口統之の代表作《搬入プロジェクト》を中心に、その活動をさまざまな資料とともに振り返り、アートと生活、個人の記憶と地域の歴史が交差する危口の視点を、倉敷の地において再び立ち上げる回顧展「危(木)口統之展」を開催する。
危口統之(1975–2017)は、2008年より劇団「悪魔のしるし」を主宰、国内外で演劇・パフォーマンスを企画上演。セゾン文化財団ジュニアフェロー(2012‐2013年度)、同財団シニアフェロー(2014‐2016年度)に選ばれるなど、その活動に注目が集まるなか、2016年11月に肺腺癌が発覚。その後、ブログ「疒日記」で自身の闘病記録を綴り、新作『蟹と歩く』の企画を立案するも、2017年3月17日、倉敷の実家にて逝去した。危口没後の現在、「悪魔のしるし」は、建築家の石川卓磨や、デザイナーの宮村ヤスヲ、企画・プロデュースの金森香らを中心に、危口統之の作品アーカイビング活動に取り組むとともに、2018年には演出家の意志を継ぐ形で、代表作として知られる「空間に収まりきらないように見えて、ぎりぎり入る物体」を設計・製作し、参加者とともに実際に搬入を行うパフォーマンス《搬入プロジェクト》の著作権をCC0として公開することで、誰もが実施できるオープンなプロジェクトとして展開している。
演劇/わが父、ジャコメッティ ©︎危口統之と「悪魔のしるし」
パフォーマンス/百人斬り ©︎危口統之と「悪魔のしるし」
本展では、《搬入プロジェクト》とともに、危口が幼少期を過ごした倉敷での経験、演劇サークルでの活動、「悪魔のしるし」の立ち上げから舞台作品に至るまでの軌跡を、年表・写真・スケッチ・ノート・映像資料など、多様な記録を通して紹介。キュレーションには、「悪魔のしるし」のメンバーに加え、危口の弟である木口賀之が全面的に関わり、資料と記録をもとに、故郷・倉敷から危口の実践をあらためて編み直す。
会期終盤の3月21日には、倉敷ビオス憩いの広場(倉敷駅前商店街中央広場)を出発し、Cafe & Bar KAGを搬入場所として、「搬入プロジェクト倉敷計画」を実施予定。《搬入プロジェクト》が生み出す共同性や祝祭性を、現在の地域社会においてどのように受け継ぎうるのかを探る。
関連イベント
オープニングトークイベント
「危(木)口統之と搬入プロジェクトについて」
2026年1月17日(土)16:30–18:00
ゲスト:石川卓磨、宮村ヤスヲ、渡邉朋也(山口情報芸術センター)
モデレーター:川上幸之介
会場:KAG
入場料:無料(ワンドリンクオーダー制・学生無料)
搬入プロジェクト倉敷計画
2026年3月21日(土)13:00–(15:00頃終了予定)
開始場所:倉敷ビオス憩いの広場(倉敷駅前商店街中央広場)
搬入場所:Cafe & Bar KAG 1階(岡山県倉敷市阿知3丁目1-2)
参加費:無料(当日飛び入り参加可)
