
SIDE CORE Living road, Living space /生きている道、生きるための場所
2025年10月18日(土)–2026年3月15日(日)
金沢21世紀美術館 展示室7〜12、14、交流ゾーン
https://www.kanazawa21.jp/
開場時間:10:00–18:00(金・土は20:00まで)
休場日:月(ただし10/27、11/3、11/24、1/12、2/23は開場)10/28、11/4、11/25、12/30–1/1、1/13、2/24
展覧会担当:髙木遊(金沢21世紀美術館 アシスタント・キュレーター)、本橋仁(金沢21世紀美術館レジストラー)
展覧会URL:https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1828
金沢21世紀美術館では、個人がいかに都市や公共空間のなかでメッセージを発するかという問いの下、ストリートカルチャーの思想や歴史などを参照したプロジェクトを展開するアートチームSIDE COREの個展「SIDE CORE Living road, Living space /生きている道、生きるための場所」を開催する。
SIDE COREは、2012年に高須咲恵と松下徹により結成。2017年に西広太志が加入し、現在は映像ディレクターとして播本和宜が参加している。2011年の東日本大震災を契機に実感した「都市はあらゆる側面で他の地域に依存して成り立っている」という気づきを背景に、東京に活動拠点を置きながら、日本各地でプロジェクトを展開してきた。近年の主な展覧会に「SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット」(ワタリウム美術館+屋外、東京、2024)、「百年後芸術祭」(千葉、木更津/山武、2024)、第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで生きてる」(2024)、山梨国際芸術祭 八ヶ岳アート・エコロジー2023、「BAYSIDE STAND」(BLOCK HOUSE、東京、2023)、奥能登国際芸術祭2023(珠洲) 、「rode work ver. undercity」(CCBTアート・インキュベーション・プログラム)(目黒観測井横 空地、2023)、「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」(森美術館、東京)、「Reborn-Art Festival」(石巻、2022、2019、2017)、「水の波紋展2021」(ワタリウム美術館、東京)。


「異なる場所をつなぐ表現」をテーマに掲げる本展では、「道や移動」をテーマにした作品展示に加え、展覧会ゾーンに期間限定で開設される無料のスペースなどを通して、美術館という空間に「別の道」の創出を試みる。さらに、森田貴宏、スティーブン・ESPO・パワーズ、細野晃太朗をゲストアーティストとして招聘し、スケートボードやグラフィティ、音楽イベントといったストリートカルチャーの表現を通して、制度に拠らない生きる術を日常のなかに編み出し、それをグローバルなコミュニティで共有していく表現運動に焦点を当てる。「Living road, Living space(生きている道、生きるための場所)」のタイトルの下、異なる目的や背景を持つ人々が、ひとつの力や目的に縛られず、それぞれの考えや価値観を交換する営為としてのストリートカルチャーのあり方が、美術館の中だけにとどまらず、館外へ、路上へ、そして私たちの暮らす街のなかへと広がり、「生きるための場所」を発見/再発見するための契機となることを目指していく。
奥能登国際芸術祭の参加経験を持つSIDE COREは、2024年の能登半島地震以降、奥能登豪雨にも見舞われた能登半島に、ボランティアやリサーチ活動で何度も足を運んできた。同年には金沢21世紀美術館のアーティスト・イン・レジデンス(AIR)のプログラムにも参加し、芸術・文化に携わる人々と能登を訪れるプログラムを実施した。本展会期中には、展覧会をきっかけに来館者が実際に能登を訪れる機会となるような関連イベントの開催も予定している。

関連プログラム
PRESEN TATION – VOL.1“SIDE CORE”
2025年10月17日(金)22:00–05:00
会場:ESŐ(〒920-0962 石川県金沢市広坂1丁目1-28 3F)
定員:
料金:2,000円/1,500円(23歳以下)
https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=25&d=2233
PRESEN TATION – VOL.2“Somewhere in Tokyo”
2025年11月15日(土)16:00–21:00(開場:15:30)
会場:金沢21世紀美術館 地下 シアター21
料金:5,000円+手数料(前売り)/6,500円(当日)
https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=25&d=2234