地主麻衣子「頭のなかの 柔らかな時間と 空間について」 @ シモキタ・エキマエ・シネマ『K2』

 

地主麻衣子「頭のなかの 柔らかな時間と 空間について」
2025年9月19日(金)-終了未定
シモキタ・エキマエ・シネマ『K2』
https://k2-cinema.com/
上映期間中無休
イベントURL:https://k2-cinema.com/event/title/590

 

東京都世田谷区のシモキタ・エキマエ・シネマ『K2』では、「月」をテーマにしたアートイベント「ムーンアートナイト下北沢2025」と連動した企画「K2 ART WEEK」の特集上映として、地主麻衣子による「頭のなかの 柔らかな時間と 空間について」を開催する。

地主麻衣子(1984年神奈川県生まれ)は、映像やインスタレーション、パフォーマンス、テキストなどを総合的に組み合わせた作品を発表している。2010年に多摩美術⼤学⼤学院美術研究科絵画専攻を修了。これまでの主な展覧会に、アジアン・アート・ビエンナーレ2024(国立台湾美術館)、「遠距離現在 Universal / Remote」 (国⽴新美術館、熊本市現代美術館、広島市現代美術館を巡回、2023-2024)、個展「MAM プロジェクト 031 地主⿇⾐⼦」(森美術館、東京、2023)、個展「ブレイン・シンフォニー」(Art Center Ongoing、東京、2020)、「恵⽐寿映像祭」(東京都写真美術館、2019)、個展「欲望の⾳」(HAGIWARA PROJECTS、東京、2018)などがある。

 

地主麻衣子《空耳》2023年
地主麻衣子《フォトン》2023年

 

本展では全5作が一挙に上映される。祖父の33回忌の法事後に起きた不思議な出来事を、イメージと音と空間を用いて物語るインスタレーション作品《空耳》(2023)の記録映像、地主の友人が撮影した映像を100倍に拡大し、その撮影時に何を見ていたかを語るコメントで構成された、病とともに生きる友人を内側から見つめるポートレート《フォトン》(2023)、鳥取県でのレジデンスの際に制作され、さまざまな視点から記憶や記録についての思索を巡らせる映像詩《ブレイン・シンフォニー》(2020)、身体的接触を伴わない親密な行為の可能性を題材にした詩に基づくアニメーション作品《リップラップ/エアーハグ/エネルギーの交換》(2020)、そして地主が敬愛するチリ出身の小説家ロベルト・ボラーニョの長編小説『野生の探偵たち』からインスピレーションを受けて制作された映像作品《遠いデュエット》(2016)など、地主が「新しいかたちの文学的体験」と言い表す独特の作品世界を体験できる機会となる。

 

地主麻衣子《ブレイン・シンフォニー》2020年
地主麻衣子《リップラップ/エアーハグ/エネルギーの交換》2020年
地主麻衣子《遠いデュエット》2016年

 

関連イベント
上映後トークショー
①2025年9月19日(金)19:30–
登壇:芹沢高志(P3)、地主麻衣子
MC:大高健志(MOTION GALLERY / K2)

②2025年9月20日(土)17:35–
登壇:森直人(映画評論家)、芹沢高志、地主麻衣子
MC:大高健志

③2025年9月21日(日)18:10–
登壇:黄永昌(映画音響)、芹沢高志、地主麻衣子
MC:大高健志

④2025年9月23日(火)18:15–
登壇:石原海(映画監督/アーティスト)、芹沢高志、地主麻衣子
MC:大高健志

⑤2025年9月27日(土)19:30–
登壇:五十嵐耕平(映画監督)、久保寺晃一(脚本家)、芹沢高志、地主麻衣子
MC:大高健志

⑥2025年9月29日(月)17:05–
登壇:草野なつか(映画監督)、芹沢高志、地主麻衣子
MC:大高健志

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