
上原沙也加「白い季節」
2025年9月4日(木)-9月15日(月)
SugarcaneRoom gallery+cafe(沖縄県うるま市与那城桃原428-2 1F)※ドネーション制
https://sugarcane-room.space/
開廊時間:12:00–17:00
休廊日:9/8、9/9、9/10
展覧会担当:岡田有美子(SugarcaneRoom galleryキュレーター)
展覧会URL:https://sugarcane-room.space/上原沙也加 「白い季節」/
沖縄県うるま市にあるギャラリー兼カフェスペース「SugarcaneRoom gallery+cafe」では、上原沙也加による個展「白い季節」を開催する。
上原沙也加(1993年沖縄県生まれ)は、風景の中に立ち現れる記憶や傷跡、場所や物が保持している時間の層を捉える実践として、写真作品を制作している。2016年に東京造形大学を卒業。2020年に沖縄で撮影した作品〈The Others〉で、第36回写真の町東川賞新人作家賞を受賞。2024年には、VOCA展2024 現代美術の展望-新しい平面の作家たち」で奨励賞、大原美術館賞を受賞した。近年の個展に「緑の部屋:平和の島」(ギャラリーアトス、沖縄、2025)、「緑の部屋」(MISA SHIN GALLERY、東京、2024)、「緑の日々」(kanzan gallery、東京、2024)などがある。2022年には写真集『眠る木』(赤々舎)を刊行。現在、東京都現代美術館で開催中の開館30周年記念展「日常のコレオ」にも出品している。
本展で発表する〈白い季節〉(2016)は、上原が大学の卒業制作として東京で生活しながら沖縄へと通う中で撮影されたシリーズ。その後〈The Others〉(2016–2021)や、写真集『眠る木』(2022)へと展開する、上原の写真表現の原点とも言える。タイトルの「白い季節」は、かつて東京で暮らした詩人の山之口貘が、出身地を尋ねる他者との会話の契機における、複雑な感情を吐露する詩《会話》(1935)の一節から引用されている。「消費物として作り上げられたオキナワのイメージ」への「遠さ」を抱えながら撮影された本シリーズは、山之口が生きた時代から変わらないイメージをめぐる問いを投げかける。同時に、それらのイメージを迂回しながら再考し続ける上原の姿勢を示し、写真家としての出発点を垣間見せる。
関連イベント
上原沙也加トークイベント
2025年9月7日(日)11:00–
ゲストスピーカー:倉石信乃(詩人・批評家、明治大学理工学部教授)
司会:岡田有美子(SugarcaneRoom galleryキュレーター)
※予約不要