Graphic Design: Akitsu Sekkei, 2025
黒田大スケ個展 天幕のためのプラクティス
2025年4月12日(土)-6月1日(日)
大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]
https://www.enokojima-art.jp/
開館時間:10:30–18:00
休館日:月
展覧会担当:長田絵美(大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]学芸員)
展覧会URL:https://www.enokojima-art.jp/tenmaku
大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]では、社会のなかに佇み、忘れられ、無視された幽霊のような存在を調査やフィールドワークを通して見出し、映像やインスタレーション作品として制作してきた黒田大スケの個展「天幕のためのプラクティス」を開催する。
黒田大スケ(1982年京都府生まれ)は、社会の中に佇む幽霊のような忘れられた存在に注⽬し、近年は彫刻に関するリサーチを基に、近代以降の彫刻家やその制作行為をモチーフとした映像作品を制作する。2013年に広島市立大学大学院博士後期課程を修了、2019年から2020年にかけて⽂化庁新進芸術家海外研修員としてテキサス州フォートワースに滞在。帰国後は京都を拠点に制作活動を行なう。主な展覧会に「第7回昌原彫刻ビエンナーレ2024『silent apple』」(昌原、韓国、2024)、KYOTO EXPERIMENT「Echoes Now」(京都芸術センター、京都、2024)、「art resonance vol.01 時代の解凍」(芦屋市立美術博物館、2023〜2024)、「コレクション・ハイライト+コレクション・リレーションズ[村上友重+黒田大スケ:広島を視る]」(広島市現代美術館、2023)、「湖底から帆」(なら歴史芸術⽂化村、2023)、「DOMANI・明⽇展 2022-23」(国立新美術館、東京、2023)、国際芸術祭「あいち2022」(常滑青木製陶所、2022)などがある。
黒田大スケ《自由の女神について》2022年 Kuroda Daisuke About the Statue of Liberty, 2022
黒田大スケ《浅野のためのプラクティス》2023年 Kuroda Daisuke Practice for Asano, 2023 (Photography: Otsuka Keita + Inaguchi Shunta)
EXPO2025⼤阪・関西万博に合わせて開催される本展は、黒田が昨年から取り組んできた⼤阪の公共空間にある彫刻作品の調査を基に制作された映像作品を中心に構成される。また、大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]が収蔵する⼤阪府のコレクション「大阪府20世紀美術コレクション」についても黒田のこれまでの活動と関連付けて取り上げ、展覧会全体を通して、大阪の歴史や街と芸術との関係について考え、問い直す。
会期中には、アーティスト・トークのほか、ゲストに広島市現代美術館主任学芸員の松岡剛を招いた対談、黒田とともに⼤阪市内の象徴的な彫刻をめぐるツアーといった関連イベントを予定している。
黒田大スケ イメージ・ドローイング《難波橋のライオン》2025年
黒田大スケ イメージ・ドローイング 2025年
関連イベント
対談「大阪を歩く」
2025年4月20日(日)13:30–(15:00終了予定)
講師:松岡剛(広島市現代美術館主任学芸員)× 黒田大スケ
会場:大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]2Fルーム8
定員:30名(要事前申込)
参加費:無料
申込方法:https://docs.google.com/forms/d/1xvDqw3HYUA_V_oh2NG90VzhjpRi-fFidij07Ws7bA9A/
大阪の彫刻と歴史をめぐるツアー
2025年5月4日(日)10:00–12:00
講師:黒田大スケ
会場:中之島周辺(※集合場所・詳細は申込後に連絡)
定員:20名(要事前申込)
参加費:無料
申込方法:https://docs.google.com/forms/d/1xvDqw3HYUA_V_oh2NG90VzhjpRi-fFidij07Ws7bA9A/
アーティスト・トーク
2025年5月25日(日)13:30–(15:00終了予定)
講師:黒田大スケ
会場:大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]2Fルーム8
定員:30名(要事前申込)
参加費:無料
申込方法:https://docs.google.com/forms/d/1xvDqw3HYUA_V_oh2NG90VzhjpRi-fFidij07Ws7bA9A/