
塩田千春 つながる私
2024年9月14日(土)-12月1日(日)
大阪中之島美術館 5階展示室
https://nakka-art.jp/
開場時間:10:00–17:00 入場は閉場30分前まで
休館日:月(ただし、9/16、9/23、10/14、11/4は開館)、9/17、9/24、10/15、11/5
展覧会URL:https://nakka-art.jp/exhibition-post/chiharu-shiota-2024/
大阪中之島美術館では、生と死という人間の根源的な問題に向き合いながら、空間全体を使った大規模なインスタレーションを中心とした作品を各地で発表してきた塩田千春の個展「塩田千春 つながる私 」を開催する。本展は、2008年の国立国際美術館での「精神の呼吸」以来、塩田の出身地・大阪で16年ぶりの大規模個展となる。
塩田千春(1972年大阪府生まれ)は、ドレス、靴、旅行鞄あるいは窓枠など、誰かや何かの痕跡や記憶を内包する素材を扱った作品や、展示空間に無数の糸を張り巡らせた大規模なインスタレーションなどを発表してきた。塩田は1996年に京都精華大学美術学部(現芸術学部)を卒業し、渡独。99年より現在に至るまでベルリンを拠点に活動している。2015年の第56回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館での展示では、吉阪隆正が設計した建築を、日本、ドイツ、イタリアで募集した大量の鍵や、大量の赤い糸などを使い、「記憶」を媒介して他者へと繋がる空間へと変貌させた。2019年には過去最大規模の個展「魂がふるえる」を森美術館で開催。近年は「Beyond Time」(ヨークシャー彫刻公園、ウェイクフィールド、イギリス、2018)、「Embodied & Internal」(南オーストラリア州立美術館、アデレード、2018)、「The web of time」(ニュージーランド国立博物館テ・パパ・トンガレワ、ウェリントン、2020)、「The Soul Trembles」(クイーンズランド州立美術館、ブリスベン、2022)、「Hammer Projects: Chiharu Shiota」(ハマー美術館、ロサンゼルス、2023)など国外の美術館での個展も多数。
「つながる私 」と題した本展は、全世界的な感染症の蔓延を経験した私たちが、否応なしに意識した他者とのつながりに、3つの「アイ」(私/I、目/EYE、愛/ai)を通じてアプローチを試みる。約1700㎡、天井高6mの会場を舞台に、新作や国内未発表作品を含む大規模なインスタレーション6点を発表。ほかにも絵画、ドローイング、立体作品、映像など、多様な手法を用いた作品を発表する。

関連イベント
塩田千春 講演会
2024年9月14日(土)14:00–15:30予定(開場:13:30)
登壇者:塩田千春(アーティスト)、國井綾(大阪中之島美術館 主任学芸員)、林野雅人(大阪中之島美術館 主任学芸員)ほか
会場:大阪中之島美術館 1階ホール
定員:200名(事前チケット購入制、先着順、自由席)※定員に達し次第終了
参加費:2800円(本展観覧料込み)
販売場所:https://l-tike.com/order/?gLcode=55400
塩田千春によるギャラリートーク+貸切プレミアムナイト
2024年9月15日(日)17:00–19:00(ギャラリートークは17:30より30分程度)
会場:大阪中之島美術館 5階展示室
定員:50名(事前チケット購入制、先着順)予定枚数に達したため販売終了
参加費:5000円(本展観覧料込み)
