工藤麻紀子展 花が咲いて存在に気が付くみたいな @ 平塚市美術館


工藤麻紀子《春から夏の思い出》2021年 OKETA COLLECTION Photo by Kenji Takahashi ©︎Makiko Kudo, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

 

市制90周年記念
工藤麻紀子展 花が咲いて存在に気が付くみたいな
2022年7月9日(土)– 9月11日(日)
平塚市美術館
https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/
開館時間:9:30–17:00 入場は閉館30分前まで
休館日:月(ただし休日の場合は開館し、翌日休館)
企画担当:江口恒明(平塚市美術館学芸員)、桑名真吾(平塚市美術館学芸員)
展覧会URL:https://www.artpr.jp/hiratsuka-art/makikokudo

 

平塚市美術館では、身近な出来事に対する思いを作品に投影し、現実と夢が混在した心象風景を描き続ける画家、工藤麻紀子の個展『花が咲いて存在に気が付くみたいな』を開催する。

工藤麻紀子(1978年青森県生まれ)は、異なる視点を混在させた構図やコラージュのようなモチーフの配置などによる画面の構成力に、色彩と装飾性を兼ね備えた絵画作品を制作している。女子美術大学卒業後より、鮮やかな色彩とポップなイメージを強調した作風で注目を浴び、小山登美夫キュレーションによるグループ展『フラジャイル・フィギュアズ』(パレット・クラブ、東京、2002)、村上隆キュレーションのグループ展『東京ガールズブラボー2』(ナディッフ、東京、2002)で作品を発表。これまでに、東京、ロサンゼルス、ロンドンなどで継続的に個展を重ねるほか、『ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション』(霧島アートの森、鹿児島、2008 ほか)、『ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開』(原美術館、2009 ほか)、『美少女の美術史』(青森県立美術館、2014 ほか)、『絵画の在りか』(東京オペラシティ アートギャラリー、2014)などの企画展で作品を発表している。

 


工藤麻紀子《彗星》2014年 Photo by Kei Okano ©︎Makiko Kudo, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

 

美術館での初個展となる本展では、新作とインスタレーション作品を含む約120点を出品する。工藤は、初期から一貫して、身近な出来事に対する思いを作品に投影させる描き方を続けている。本展は、普段の生活で見聞きしたもの、住む土地や記憶が一体となって、夢の中のような混沌とした風景が広がる画面を通じて、鑑賞者が自らの記憶にある風景や出来事を呼び覚ましながら、作品に内包された親密さに触れる機会となるだろう。

 

関連イベント
アーティストトーク
講師:工藤麻紀子
2022年7月23日(土)16:30-17:00頃
会場:平塚市美術館 展示室1
定員:30名(事前申込制)
無料(要観覧券)
申込方法は公式ウェブサイトを参照。(申込期間:6/18〜7/9 ※必着)

鑑賞会「夏のおしゃべり美術館」
2022年8月23日(火)- 8月26日(金)11:00-12:00
会場:平塚市美術館 展示室1
※申込不要、要観覧券
内容:対話による美術鑑賞ボランティア「ひらビあーつま~れ」のメンバーによる作品鑑賞会
場合により延期または中止となる可能性あり

 


工藤麻紀子《菜の花ラーメン》2020年 タグチアートコレクション Photo by Kenji Takahashi
©︎Makiko Kudo, Courtesy of Tomio Koyama Gallery


工藤麻紀子《迷子か家出かポケモンかもしれない》2019年 Photo by Kenji Takahashi ©︎Makiko Kudo,
Courtesy of Tomio Koyama Gallery

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