ストレンジャーによろしく @ 金沢アートグミほか金沢市内13カ所


 

ストレンジャーによろしく
2021年8月20日(金)- 9月12日(日)
金沢アートグミほか金沢市内13カ所
開場時間:10:00-18:00
休場日:火、水、木
フリーパスチケット:1,000円
公式ウェブサイト:https://www.sutoyoro.com/

 

アーティストが主体となって開催してきた移動型の芸術祭『ストレンジャーによろしく』が、石川県金沢市を舞台に第3回目の展覧会を開催する。

『ストレンジャーによろしく』は、2014年に当時学生だったアーティストが中心となって群馬県太田市(太田市駅なか文化館)で展覧会を開催し、翌年には愛知県名古屋市(名古屋市民ギャラリー矢田)で展覧会を開催。常に開催地を変えることにより、日本各地で活動するアーティストのコミュニティ、アーティスト同士が交流し互いに刺激を与え合う環境の形成を目指し、また、移動をつづけながら形成されるコミュニティや環境により、地理的にも構造的にも中央集権的な美術および社会全体の雰囲気に異なる価値を提示しようと試みている。

 


展示風景『ストレンジャーによろしく』、太田駅なか文化館、2014年


展示風景『ストレンジャーによろしく』、名古屋市民ギャラリー矢田、2015年

 

2020年のコロナ禍で数々の展覧会が延期、中止となったことで、数多くのアーティストが作品発表の機会を失うことになったが、その事態は、アーティストが自らの作品を発表する権限について改めて考えさせる機会にもなった。6年ぶりとなる『ストレンジャーによろしく』は、アーティスト個人が行なう規模や範囲を超えた発表機会など、現在の美術界における既存の評価基準や選定基準を見直していくひとつの糸口として、アーティスト主導の芸術祭規模の展覧会の成功を目指す。金沢アートグミをメイン会場に金沢市内各地で開かれる展覧会では、下記のアーティストが新作を中心に発表する。

足立雄亮、石毛健太、磯村暖、内田望美、M集会、海野林太郎、大山日歩、​小田陽菜乃、川田龍、​北原明峰、吉永永祐、國分莉佐子、小林美波、神農理恵、スクリプカリウ落合安奈、酒々井千里、副島しのぶ、髙橋銑、多田恋一朗、​谷口洸、ナルコ、林菜穂、深田拓哉、布施琳太郎、堀田ゆうか、宮崎竜成、村岡佑樹、村松大毅、MES、本山ゆかり、モノ・シャカ、安井鷹之介、山内祥太、山田悠太朗、湯浅万貴子、渡辺志桜里、渡邊洵

 


多田恋一朗《「君」に会うための微細な毒》2019年(参考画像)


内田望美《指先にもどす》2021年 協力:参加者のみなさま(参考画像)


谷口洸《Smoke Gets in Your Eyes》2019年『Good-bye Lullaby』展(参考画像)


安井鷹之介《Time to Pretend -Rodin-》2021年(参考画像)

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