アーティスト・イン・ミュージアム AiM Vol.9 三宅砂織 @ 岐阜県美術館


三宅砂織『MOTアニュアル2019 Echo after Echo:仮の声、新しい影』展示風景、東京都現代美術館、2019年 撮影:森田兼次

 

アーティスト・イン・ミュージアム AiM Vol.9 三宅砂織
2021年2月13日(土)- 3月28日(日)
岐阜県美術館 アトリエ
https://kenbi.pref.gifu.lg.jp/
開館日時:10:00-18:00(2/19は20:00まで)
休館日:月(祝日の場合は翌平日)
※会期中の金曜、土曜、日曜はアーティストが滞在(状況により不在の場合あり)

 

岐阜県美術館は、大量のイメージが氾濫する現代においてなお、イメージを見ることに基点を置いた制作活動に取り組む三宅砂織を招聘し、アーティストの制作活動を身近に鑑賞する機会創出を目的とする「アーティスト・イン・ミュージアム」を開催する。

三宅砂織(1975年岐阜県生まれ)は、既存の写真や印刷物などのイメージを透明のフィルムに描き写し、その影を印画紙へ焼き付けるという制作方法で、手描きの筆触と印画紙の平滑な画面が視覚的に共存するイメージをつくりだす。三宅は、描き写されたものや風景と、写真メディアの「記録」の性質を重ね合わせることで、鑑賞者の個人的な経験や記憶を呼び起こし、多様な読みを引き出そうと試みる。2000年頃より関西を中心に発表を重ね、2010年には《内緒話》(2009)でVOCA賞を受賞。近年は『ArtMeets04 田幡浩一/三宅砂織』(アーツ前橋、2017)、『第20回 DOMANI・明日展』(国立新美術館、2018)、個展『THE MISSING SHADE 3』(WAITINGROOM、2018)、個展『庭園|POTSDAM』(SPACE TGC、2019)『MOTアニュアル2019 Echo after Echo:仮の声、新しい影』(東京都現代美術館、2019-20)などで作品を発表している。

アーティスト・イン・ミュージアム会期中には、カメラを使わない写真技法「フォトグラム」などを扱ってきた三宅の滞在に合わせて、同じくカメラを使わない写真技法「サイアノタイプ」の体験プログラムを開催する。

 


三宅砂織、:《The missing shade25-1》2017年、:《The missing shade25-2》2017年

 

関連イベント
サイアノタイプ体験プログラム
2021年3月13日(土)
① 10:30-12:00 ② 13:30-15:00(ともに内容は同じ)
会場:岐阜県美術館 スタジオ
定員:各回6名(要事前申込、参加無料)
対象:どなたでも(小学校4年生以下は保護者同伴要)
※申込方法は公式ウェブサイトを参照。
※日光を用いたプログラムのため、曇天・雨天の場合は3月14日を予備日とする。

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