竹﨑和征 − 雨が降って晴れた日 @ 高知県立美術館


竹﨑和征《Orange》2020年、個人蔵

 

アーティスト・フォーカス #01
竹﨑和征 − 雨が降って晴れた日
2020年10月25日(日)- 12月20日(日)
高知県立美術館
https://moak.jp/
開館時間:9:00-17:00 入場は閉館30分前まで
会期中無休
企画:塚本麻莉(高知県立美術館学芸員)

 

高知県立美術館では、ジャンルや年齢を問わず、学芸員が推薦した高知ゆかりの作家を紹介する新たな展覧会シリーズ「アーティスト・フォーカス」を開催する。第一弾は、自身を取り巻く「風景」を手がかりに一貫した表現を探究する高知県須崎市出身の画家、竹﨑和征の個展『雨が降って晴れた日』。同美術館学芸員で『収集→保存 あつめてのこす』を手がけた塚本麻莉が担当。

竹﨑和征(1976年高知県生まれ)は、制作のベースに絵画を置きつつも、画面に紐や傘といった既製品を取り付けたり、裁断したスケッチを編み合わせたりと、さまざまなアプローチで風景の表現の可能性を追求する。これまでに『東海道 新風景 山口晃と竹﨑和征』(ヴァンジ彫刻庭園美術館、2011)、『リアル・ジャパネスク:世界の中の日本現代美術』(国立国際美術館、2012)や『絵画の在りか』(東京オペラシティ アートギャラリー、2014)などで作品を発表。2020年には西村有との共同制作の成果を発表した二人展『並行小舟唄』(KAYOKOYUKI)、「Board/Table」シリーズと「オレンジ」シリーズを発表した個展『盤上の味噌汁、オレンジ』(MISAKO & ROSEN)を開催している。

 


竹﨑和征《五台山》2015年、作家蔵


竹﨑和征《十市》2014年、個人蔵

 

展覧会名『雨が降って晴れた日』は、日常生活で目にする風物から得た気付きや思索をもとに制作する竹﨑が、制作の拠点を置く丸亀の風景に取材した新作のタイトルから採用。丸亀や高知、須崎といった、竹﨑にとってなじみ深い土地から着想した未公開の新作を中心に、絵画ならではの豊かな描線と意外性のある素材、2次元と3次元の要素が混在する竹﨑の表現が、観客自身の記憶に息づく断片的な風景のイメージや、言葉に尽くせない身体的な感覚を呼び起こす。

 

関連イベント
展覧会プレトーク 竹﨑和征 x 甫木元空
2020年10月23日(金)19:30-21:00
会場:高知 蔦屋書店3階(高知市南御座6-10)
定員:30名(先着順)
申込方法:件名に「10/23プレトーク参加」、本文に名前、人数を記入し、地域文化計画(opalh2019@gmail.com)宛にメール。
※参加無料

アーティスト・トーク
竹﨑和征
2020年11月7日(土)17:15-
会場:高知県立美術館1階 第4展示室
定員:25名(先着順)
申込方法:11/6(金)までに高知県立美術館(088-866-8000)に電話。
※参加無料(要観覧券)

クロストーク
登壇者:竹﨑和征、塚本麻莉(本展担当学芸員)
2020年12月20日(日)14:00-
会場:高知県立美術館1階 講義室
定員:20名(先着順)
申込方法:12/19(土)までに高知県立美術館(088-866-8000)に電話。
※参加無料

 


竹﨑和征《Board/Table》2020年、作家蔵


竹﨑和征《Board/Table》2020年、作家蔵

 


 

隈研吾展 新しい公共性をつくるためのネコの5原則
2020年11月3日(火・祝)- 2021年1月3日(日)

石元泰博・コレクション展 湖国の十一面観音
2020年11月3日(火・祝)- 2021年1月3日(日)

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