松井智惠展『青蓮丸、西へ』@ MEM


松井智惠「青蓮丸、西へ」2018年, インスタレーション ©Chie Matsui, courtesy MEM, Tokyo

 

松井智惠展『青蓮丸、西へ』
2019年4月13日(土)-4月28日(日)
MEM
http://mem-inc.jp/
開廊時間:12:00-20:00
休廊日:月(祝日または祝日の振替休日は開廊し、翌日休廊)
オープニングレセプション:4月13日(土)18:00-

 

MEMでは、自伝的な要素や触覚的な感覚を喚起するパフォーマンスや映像作品、インスタレーションを発表してきた松井智惠の個展『青蓮丸、西へ』を開催する。

松井智惠(1960年大阪府生まれ)は、80年代に関西を中心に発表をはじめ、さまざまな素材を配置した物語性のある空間をつくりだすインスタレーションにより、関西ニューウェーブのひとりとして注目を集める。90年代にはタイトルに「彼女は」からはじまる文言を含む「LABOUR」シリーズの発表をはじめ、2000年以降はヨハンナ・シュピリ原作の『ハイジ』から着想を得た映像作品「HEIDI」シリーズを中心に制作、発表。2011年より毎日1枚ずつ、SNS上にそのときどきの画材で描いた「一枚さん」をSNSで友人に向けて公開している。80年代から現在にいたるまで継続的に個展を開催するとともに、第44回ヴェネツィア・ビエンナーレのアペルト90(1990)や『日本の現代美術1985-1995』(東京都現代美術館、1995)、ニューヨーク近代美術館のProjects 57(1997)、横浜トリエンナーレ2005、龍野アートプロジェクト2013、ヨコハマトリエンナーレ2014などといった国内外の企画展、国際展で作品を発表している。また、『六本木クロッシング2004展:日本美術の新しい展望』には、石原友明とともにMission Invisibleとして参加している。

本展では、昨年、道後オンセナート2018で発表した新作インスタレーションをMEMの空間で再構成する。同作において、松井は自身の故郷である大阪から道後までを取材し、古から両者の出来事を題材に、時空を超えた物語として「青蓮丸、西へ」を創作した。本展には、制作に付随したドローイングや新作の油彩も併せて発表する。

 


松井智惠「青蓮丸、西へ」2018年, インスタレーション ©Chie Matsui, courtesy MEM, Tokyo


松井智惠「青蓮丸、西へ」2018年, インスタレーション ©Chie Matsui, courtesy MEM, Tokyo

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