クリスチャン・ボルタンスキー – Lifetime @ 国立国際美術館


クリスチャン・ボルタンスキー「モニュメント」1986 年 作家蔵
© Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Photo © The Israel Museum, Jerusalem by Elie Posner

 

クリスチャン・ボルタンスキー – Lifetime
2019年2月9日(土)-5月6日(月)
国立国際美術館
http://www.nmao.go.jp
開館時間:10:00-17:00(金曜、土曜は20:00まで)入場は閉館30分前まで
休館日:月(ただし、2/11、4/29、5/6は開館)、2/12

 

国立国際美術館では、クリスチャン・ボルタンスキーの国内初となる大規模回顧展『クリスチャン・ボルタンスキー – Lifetime』を開催する。

クリスチャン・ボルタンスキーは、1944年パリ生まれ。子どもの肖像写真と電球を祭壇のように組み合わせた「モニュメント」シリーズ(1985-)や、大量の衣服を集積させた「ペルソンヌ」(2010)など、歴史の中に埋没していく記憶の蘇生、匿名の個人/集団の生(存在)と死(消滅)を扱った作品を60年代より一貫して発表している。
1970 年代からドクメンタやヴェネツィア・ビエンナーレなどの国際展に招待され、活躍の場を世界各地に広げたボルタンスキーは、近年もパリ、グラン・パレでのモニュメンタ(2010)、ロッテルダムのオランダ写真美術館(2012)、ウォルフスブルク市立美術館(2013)、ボローニャ近代美術館(2015)などで個展を開催。日本でも、1990年から91 年にかけて、ICA 名古屋と水戸芸術館で初個展を開催。その後も越後妻有アートトリエンナーレや瀬戸内国際芸術祭への複数回参加をはじめ、多数の展覧会に参加。2016年にも東京都庭園美術館で個展『アニミタス−さざめく亡霊たち』を開催。また、2006年には、高松宮殿下記念世界文化賞受賞している。

 


クリスチャン・ボルタンスキー「保存室(カナダ)」1988年 イデッサ・ヘンデルス芸術財団、トロント
© Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Ydessa Hendeles Art Foundation, Toronto, Photo by Robert Keziere

 

本展は、国立国際美術館、国立新美術館、長崎県美術館の共同企画により、ボルタンスキーの初期作品から最新作までを紹介する国内初の大規模回顧展。1970年代から近年までのさまざまな試みを振り返る。同時に、ボルタンスキーが「展覧会をひとつの作品として見せる」と語るように、作家自身が展示構成や会場に合わせたインスタレーションを手掛ける。日本初公開作品も多数展示予定。また、会期中にはアーティスト・トークも実施する。

 


クリスチャン・ボルタンスキー「ミステリオス」2017年 作家蔵
© Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Photo by Angelika Markul

 

関連企画
クリスチャン・ボルタンスキー アーティスト・トーク
講師:クリスチャン・ボルタンスキー(本展出品作家)
2019年2月9日(土)14:00 –
会場:国立国際美術館 地下1階講堂
参加無料、逐次通訳付、先着130名、当日10:00から整理券配布

講演会
講師:湯沢英彦(明治学院大学文学部フランス文学科教授)
2019年4月6日(土)14:00 –
会場:国立国際美術館 地下1階講堂
参加無料、先着130名、当日10:00から整理券配布

 

 


コレクション3:見えないもののイメージ
2019年2月9日(土)-5月6日(月)

 

 

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