日高理恵子『見ること-作品集1979-2017より』@ 小山登美夫ギャラリー


日高理恵子「樹」1983年、pigment on paper、207.0×180.0cm ©Rieko Hidaka

 

日高理恵子『見ること-作品集1979-2017より』
2018年9月8日(土)-10月6日(土)
小山登美夫ギャラリー
http://tomiokoyamagallery.com/
開廊時間:11:00-19:00
会期中無休
※オープニングレセプション:9月8日(土)18:00-20:00

 

小山登美夫ギャラリーでは、昨年のヴァンジ彫刻庭園美術館で個展開催にあわせて刊行された『日高理恵子作品集1979ー2017』(NOHARA刊行)を記念して、日高理恵子の個展『見ること-作品集1979-2017より』を森岡書店と同時開催する。

日高理恵子(1958年東京都生まれ)は、辛夷、山桜、百日紅、木蓮などさまざまな樹をモチーフに、日本画の素材を用いながらも伝統的な様式に捉われることのない絵画表現で知られている。30年以上一貫して、樹と空と、自身との間にある測りしれない空間を見、感じ、描き、独自の絵画空間をつくりあげてきた。1985年に武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻を修了し、1995年から96年にかけて、文化庁芸術家在外研修員としてドイツに滞在。その後も1998年に国立国際美術館の日本の中堅作家を個展形式で紹介する「近作展」で作品を発表、ドイツ・デットモルトのアートカイトミュージアム、京都のギャラリー16、小山登美夫ギャラリーなどで個展を重ねる。2017年には上述の通り、ヴァンジ彫刻庭園美術館で個展を開催し、「空との距離」シリーズの最新作を発表している。

本展では、日高自身が作品集に収録した約100点の中から、絵画、ドローイング、版画を選び、それぞれの空間に再構成する。小山登美夫ギャラリーでは、1980年代前半の初期作品と2017年の「空との距離」シリーズ最新作などを発表。会期中には『日高理恵子作品集1979ー2017』にもテキストを寄せた哲学者の小林康夫をゲストに招き、日高との対談を開催。また、同時開催の森岡書店では、版画作品「樹の空間から」シリーズおよび『日高理恵子作品集1979ー2017』を展示し、会期最終日に編集出版事務所エクリ主宰の須山実をゲストに対談を行なう。

 

関連イベント
トークイベント
日高理恵子 x 小林康夫(哲学者、青山学院大学特任教授)
2018年9月24日(月・祝)16:00-18:00(予定)
定員:40名、無料
申込先:event@tomiokoyamagallery.com(件名に日高小林トークと記載)
※当日はトーク時間前後の14:00-18:30まで展覧会を鑑賞可能

 

同時開催
日高理恵子『見ること-作品集1979-2017より』
2018年9月25日(火)-9月30日(日)
森岡書店(東京都中央区銀座1-28-15 鈴木ビル1F)
https://soken.moriokashoten.com/
開場時間:13:00-20:00
会期中無休

日高理恵子 x 須山実(エクリ主宰・編集者)
2018年9月30日(日)16:30-17:30(開場:16:00)
会場:森岡書店特設会場
定員:45名
参加費:1,500円
トーク予約申込、問合せ先:03-3535-5020(森岡書店)

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