トラフ展 インサイド・アウト @ TOTOミュージアム


「big T」2016年 ©阿野太一

 

TOTOギャラリー・間 北九州巡回展
トラフ展 インサイド・アウト
2018年8月21日(火)-12月23日(日)
TOTOミュージアム
https://jp.toto.com/museum
展覧会URL:https://jp.toto.com/gallerma
開館時間:10:00-17:00 入館は閉館30分前まで
休館日:月

 

北九州市のTOTOミュージアムでは、ホテルの小さな客室の内装にはじまり、建築的な思考をベースとした多岐にわたる活動を展開する鈴野浩一と禿真哉の建築家ユニット、トラフ建築設計事務所の展覧会『トラフ展 インサイド・アウト』を開催する。本展は2016年に東京のTOTOギャラリー・間で開かれた展覧会の巡回展となる。

トラフ建築設計事務所は、鈴野浩一と禿真哉が2004年に設立。同年、ホテル客室を改装した「テンプレート イン クラスカ」のプロジェクトで高い評価を得ると、その後も住宅設計、店舗やショールームの内装から舞台美術、家具、指輪まで、200を超える多様なプロジェクトを手がけている。主な作品に、裏原宿に1年間限定で開店した「NIKE 1LOVE」(2007)、「港北の住宅」(2008)、モントリオール美術館の永久コレクションに認定された紙を使ったプロダクト「空気の器」(2010)、東京ミッドタウンに50mの天板のテーブルを設置した「ガリバーテーブル」(2011)、住居棟とテニスコートが隣接する週末住宅「Big T」(2016)など。そのほか、『ジャパン・アーキテクツ 3.11以後の建築』(金沢21世紀美術館、2014)や『No Museum, No Life?-これからの美術館事典 国立美術館コレクションによる展覧会』(東京国立近代美術館、2015)の展示会場構成、『オバケとパンツとお星さま』(東京都現代美術館、2013)への参加、チェルフィッチュの舞台美術も手がけた。

本展では、トラフの「都市>建築>インテリア>家具>モノ」といったヒエラルキーにとらわれないアプローチをさらけだし、これまでに手がけてきた作品から現在進行中のプロジェクトまで、その過程で生み出された思考の断片を並べて、風景のようなものをつくりだす。

 

関連企画
トラフ講演会
2018年8月20日(月)18:30-20:00
会場:TOTOミュージアム内
400名(事前申込制)、無料 ※既に申込受付終了。

 


「港北の住宅」2008年 ©阿野太一


「空気の器」2010年 ©冨田里美


「光の織機(Canon Milano Salone)」2011年 ©大木大輔

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