うごくとまる @ ハラミュージアム アーク


泉太郎「くすぐられる夢を見た気がする(雲が落ちる)」、個人蔵、パレ・ド・トーキョーでの展示風景 2017 年
© Taro Izumi, courtesy of Take Ninagawa, Tokyo

 

うごくとまる
2018年6月30 日(土)-8月23日(木)
ハラミュージアム アーク 現代美術ギャラリー
http://www.haramuseum.or.jp/
(ART iT内URL:https://www.art-it.asia/u/HaraMuseum
開館時間:9:30-16:30 pm(入館は閉館30分前まで)
休館日:木(ただし、8月中は無休)

 

ハラミュージアム アークでは、「うごく」、「とまる」をテーマに原美術館コレクションより選りすぐりの現代美術作品を展示する企画展を開催する。また同時に、昨年パレ・ド・トーキョー(パリ)で発表され話題となった泉太郎による大型インスタレーションが日本初公開される。

泉太郎は、1976年奈良県生まれ。2002年多摩美術大学大学院美術研究科修士課程修了。東京都在住。映像やビデオインスタレーションの手法を用い、「見る/見られる」「撮る/撮られる」といった、関係性を揺さぶり現実と虚構の境界線を曖昧に撹拌してゆくようなダイナミックな作品を手がける。これまでヨコハマトリエンナーレ2011をはじめ国内外で数多くの展覧会に参加。昨年開催された国外初の大規模な個展『Pan』(パレ・ド・トーキョー、パリ、2017)が話題となり、評価が高まる。続いて、金沢21世紀美術館にて個展『泉 太郎 突然の子供』(2017-18年)を開催。

本展では、20世紀半ばに活動しキネティック・アート(動く芸術)の巨匠と目される、ジャン・ティンゲリー(1925-1991)とそれ以降のアーティストたちによる様々な作品群が展示される。マックス・ストリッヒャーの巨大な立体作品や、クローズアップされたプールサイドが印象的なアドリアナ・ヴァレジョンの油彩作品など、感覚的に楽しめる現代美術作品が揃う。日本初公開となる泉太郎の大型インスタレーション「くすぐられる夢を見た気がする(雲が落ちる)」は、現在11点を数えるシリーズ作品のひとつで、ユーモアとアイロニーに満ちた独特の表現がパリで注目を集めた。今回、展示期間中には泉太郎によるトークイベントが行なわれる。

出品作家:
泉太郎/大平実/草間彌生/ジャン・ティンゲリー/ジョージ・リッキー/ジョナサン・ボロフスキー/シンディ・シャーマン/束芋/ナム・ジュン・パイク/ピョートル・コワルスキー/ヘスス・ラファエル・ソット/マックス ストリッヒャー/最上壽之/柳幸典/ロバート・ラウシェンバーグ ほか

 


マックス ストリッヒャー「Sleeping Giants (Silenus)」2002 年 ©Max Streicher

 

関連企画
Meet the Artist 泉 太郎
本展出品作家の泉太郎によるトークイベント。
2018年7月8日(日)14:00-
会場:ハラ ミュージアム アーク カフェ ダール
聴講無料(要予約 入館料別)

アートうちわをつくろう!
和紙を折り込み、きれいな色で染め、模様を楽しみつつうちわに仕上げるワークショップ。
2018年8月11日(土)・12日(日)、18日(土)・19日(日)
会場:ハラ ミュージアム アーク 回廊
時間:各日 10:30/11:30/13:00/14:00/15:00
定員:各回 20 名
参加費:540 円(要予約 入館料別)

 


アドリアナ ヴァレジョン「スイミングプール」2005 年 ©Adriana Varejaõ

 

 


同時開催
「動と静」
前期:2018年6月30日(土)-8月23日(木)
後期:2018年8月24日(金)-9月30日(日)
特別展示室 觀海庵

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