【PR】SMBCグループがタグチアートコレクションを東京・大手町で展示


Donna Huanca, Mami Wata (2017) Courtesy Peres Projects, Berlin

 

2022年1月25日より、東京・大手町の三井住友銀行東館1Fアース・ ガーデンにて、三井住友フィナンシャルグループ(以下、SMBCグループ)が新たに立ち上げた「SMBC ART HQ」の企画第1弾として、「タグチアートコレクション」を紹介する展覧会『SMBC meets Contemporary Art ~Come take a look!』が開催される。

「SMBC ART HQ」は、SMBCグループのすべての役職員が共有すべき価値観として掲げるFive ValuesのひとつであるPROACTIVE & INNOVATIVE(先進性と独創性)の精神に繋がるものとしてアートを捉え、アートに触れる場と環境を広く提供することを通じて、鑑賞者の創造性、先進性を刺激することを目的に立ち上げられた。本展では、「国際性」「信頼」「継続性」「チャレンジ精神」をキーワードに、ミスミグループ創業者の田口弘によるタグチアートコレクションから、世界の主要美術館や国際展で作品を紹介されてきたアーティストや国際的に注目されつつも日本国内での発表機会の少ないアーティストなど、国内外のアーティスト16組による18点の作品を紹介する。

 


Tatsuo Miyajima Counter Falls (2018) Installation view in the exhibition Sky of Time (2019-2020)
at EMMA – Espoo Museum of Modern Art / Saastamoinen Foundation Photo: Ari Karttunen / EMMA


Julian Opie Shahnoza pole dancer (2006) © Julian Opie, courtesy MAHO KUBOTA GALLERY

 

田口は1980年代末に街角にかかっていたキース・ヘリングの版画に感銘を受け、ミスミ社長在職時にアメリカン・ポップアートを中心とした「ミスミ・コレクション」を築き、日本における現代美術を対象とした企業コレクションの先駆的な存在となった。その後、2000年頃より開始した個人コレクション「タグチアートコレクション」では、収集対象を世界各国あるいは日本国内に広げ、そのコレクション総数はおよそ600点にも及ぶ(2021年11月現在)。田口の「作品は人に見てもらってこそ意味がある」という思いから、個人コレクションでありながら公開を前提とした収集を続けており、これまでに全国10カ所以上の美術館で展覧会を開催してきた。こうした活動は特に首都圏以外の地域において、同時代の国際的な現代美術を観る貴重な機会となっている。2020年にはより公益性を高めるためにタグチ現代芸術基金を設立。現在は長女の美和がコレクションの拡充と展示活動を引き継いでいる。

本展では、発光ダイオード(LED)のデジタルカウンターを使用した作品で知られる宮島達男、要素を単純化したポートレイトや、サインやピクトグラムを想起させる人物像を描いた絵画や映像作品で知られるジュリアン・オピーのような日本国内での大規模な個展の経験を持つアーティストの作品から、機転を利かせたアプローチで制度批判や社会政治的問題に迫る実践を積み重ねるエルムグリーン&ドラッグセットの彫刻作品、森美術館やヨコハマトリエンナーレではバンコクの現代社会を見つめた現代の神話を語る映像作品に注目が集まったコラクリット・アルナーノンチャイの絵画作品、80年代生まれで日本国内ではなかなか作品を見る機会のないシカゴ出身のドナ・フアンカ、南アフリカ共和国出身のハルーン・グン=サリの作品まで、世代も活動拠点も異なるアーティストの作品が出品される。

 

SMBCグループ x タグチアートコレクション
SMBC ART HQ | Part1
SMBC meets Contemporary Art ~Come take a look!
2022年1月25日(火)- 2月18日(金)
三井住友銀行東館 1F アースガーデン(東京都千代田区丸の内1-3-2)
会期中無休
開館時間:9:00–18:00(土曜、日曜、祝日は13:00から)、入館無料
https://www.smfg.co.jp/company/art/0125.html
出品アーティスト:キース・ヘリング、ジュリアン・オピー、オスカー・ムリーリョ、セクンディノ・ヘルナンデス、ホセ・ダヴィラ、コラクリット・アルナーノンチャイ、ドナ・フアンカ、ハルーン・グン=サリ、グザヴィエ・ヴェイヤン、ウィルヘルム・サスナル、スーパーフレックス、エルムグリーン&ドラッグセット、アリシア・クワデ、宮島達男、リチャード・プリンス、エド・ルッシェ

主催:株式会社 三井住友フィナンシャルグループ
協力:タグチ現代芸術基金&タグチアートコレクション
特別協力:株式会社 ミスミグループ本社
企画協力:アート・オフィス・シオバラ
展示デザイン:吉野弘建築設計事務所

 


Wilhelm Sasnal, Untitled (2018)© Wilhelm Sasnal, courtesy Sadie Coles HQ, London.
Photo: Marek Gardulski


Korakrit Arunanondchai, History Painting (Poetry Floor2) (2016)
©︎ Korakrit Arunanondchai, courtesy CLEARING


Secundino Hernández, Untitled (2015) Copyright Galerie Bärbel Grässlin,
Frankfurt a.M. and the artist Photographer: Wolfgang Günzel, Frankfurt a.M.

 

※カタカナ表記は主催者資料に基づく

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