公募|ゲンビどこでも企画公募xゲンビ『広島ブランド』デザイン スペシャル公募2020


旧日本銀行広島支店外観

 

広島市現代美術館は、2020年12月末からの改修工事に伴う休館に伴い、「ゲンビどこでも企画公募」と「ゲンビ『広島ブランド』デザイン公募」を融合したジャンル不問の「スペシャル公募2020」を旧日本銀行広島支店に会場を移して開催することを発表した。募集期間は9月18日(金)から11月10日(火)まで。

2007年にはじまった「ゲンビどこでも企画公募」は、美術館や公共建築を舞台に、展示空間の魅力を生かした作品を募集する公募企画。これまでの入選者には、現在開催中のヨコハマトリエンナーレ2020に参加している飯川雄大、昨年のあいちトリエンナーレ2019に参加した文谷有佳里、小田原のどかなどがいる。一方、「ゲンビ『広島ブランド』デザイン公募」は2016年にはじまり、自由な発想で「広島」をブランディングするデザイン案を募集してきた。

 


ゲンビどこでも企画公募2017 特別審査員賞(高嶺格賞)飯川雄大《デコレータークラブプロジェクト「衝動とその周辺にあるもの」》


ゲンビどこでも企画公募2013 入選 文谷有佳里《なにもない風景を眺める》

 

ふたつの公募を融合させた本公募では、アートとデザインの垣根を越えて、作品が場所の魅力を引き出していることが審査の重要なポイントとなる。会場となる旧日本銀行広島支店は、昭和初期の広島を代表する歴史的で、銀行建築の分野で知られた長野宇平治が日銀臨時建築部とともに設計を手がけ、ルネサンス様式のファサードや、1、2階が吹き抜けとなった高い天井などを特徴とする。また、応募予定者を対象とした会場の下見会が9月26日(土)に行なわれる。(受付時間や注意事項などの詳細は公式ウェブサイトを参照)

特別審査員を務めるのは、蔵屋美香、三分一博志、中村政人、平野敬子の4名。応募書類を特別審査員と広島市現代美術館スタッフが審査し、入選者(8名/組程度)を選出、選考結果は2020年12月23日(水)に「ゲンビどこでも企画公募xゲンビ『広島ブランド』デザイン スペシャル公募2020」特設サイトで発表される。入選者には賞金20万円と、オリエンタルホテル広島、オタフクソース株式会社、広島アンデルセンといった地元企業からの副賞が与えられる。入選者の作品展示は、2021年2月20日(土)から3月7日(日)まで、旧日本銀行広島支店で行なわれる。

 

ゲンビどこでも企画公募xゲンビ『広島ブランド』デザイン スペシャル公募2020https://www.hiroshima-moca.jp/dokodeza/

 


ゲンビどこでも企画公募2015 特別審査員賞(池田修賞)小田原のどか《↓》


ゲンビどこでも企画公募2015展 展示風景

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