ヨコハマトリエンナーレ2020、開幕を7月17日に延期した上で今夏の開催決定を発表


 

2020年6月3日、横浜トリエンナーレ組織委員会は新型コロナウイルス感染症の状況を慎重に見極めた上で、先の非常事態宣言解除を踏まえ、改めてヨコハマトリエンナーレ2020「AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」の開催決定を発表した。なお、当初7月3日を予定していた開幕日は、新型コロナウイルス感染症への十分な安全対策を講じるため、7月17日へと2週間延期する。

この日、横浜トリエンナーレ組織委員会が発表した主な新型コロナウイルス感染症対策は、「日時指定予約チケットの導入による入場制限」、「来場者のマスク着用、手洗い・消毒、入場時の検温」、「会場内の消毒、換気、対人距離の確保」、「スタッフのマスク着用や検温の徹底」といった(公財)日本博物館協会のガイドラインに沿うもの。また、日時指定のチケットは6月23日からオンラインで販売を開始することも合わせて発表された。

ラクス・メディア・コレクティヴを横浜トリエンナーレ初の外国人ディレクターとして迎えるヨコハマトリエンナーレ2020は、昨年11月末にエピソード00と題したプログラムを実施、参加アーティストのみならず、観客、その他さまざまな形でトリエンナーレに関わる人々の間で共有する「ソース」の公開などを行なってきた。また、4月13日には「AFTERGLOW」のタイトルの下に展覧会に参加する65組のアーティストを発表、約半数を1980年以降に生まれた若い世代が占める。また、参加アーティストの半数近くを日本を含むアジア出身が占め、全体的にも非西洋圏で活動するアーティストを中心とした構成となる。

 

ヨコハマトリエンナーレ2020「AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」
2020年7月17日(金)- 10月11日(日)
https://www.yokohamatriennale.jp/2020/
会場:横浜美術館、プロット48、日本郵船歴史博物館
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