あいちトリエンナーレ2019参加アーティストが、トリエンナーレ会場のひとつである円頓寺商店街にアーティスト・ラン・スペース「サナトリウム」をオープン

あいちトリエンナーレ2019参加アーティスト有志が、トリエンナーレ開催会場のひとつである円頓寺商店街に、アーティスト・ラン・スペース「サナトリウム」をオープンする。

サナトリウムは、「表現の不自由展・その後」の展示中止をめぐる一連の騒動を受けて、あいちトリエンナーレ2019参加アーティスト有志が急遽立ち上げた一時的なアーティスト・ラン・スペース。トリエンナーレ会期終了まで、企画や作品の提案、募集を続けながら、トリエンナーレ実行委員会/アーティスト、右派/左派といった今回の騒動における二項対立の構造を超えて、本音の意見を交換できる場を形成し、アーティスト主導で公-パブリックに対し連帯を訴えかけていく。また、サナトリウムでは、市民から寄せられた抗議に真摯に向き合い、脅迫に対応する制度設計や精神を養うために、テロ対策、防災、法律、建築、教育といった領域の有識者の視点を交えながら具体的な手段を検討し、議論を蓄積させていく。(ステートメント全文はこちら

8月25日には、オープニング・イベントとして「公開ディスカッション「サナトリウム」の活用法を考える」を開催。これまでの騒動の経緯、そしてなぜ今アーティスト・ラン・スペースが必要なのかを作家間で確認し、参加作家たちがこれから「サナトリウム」を運営していくためのルールとオーダーについて協議を行なう。現在は、加藤翼と毒山凡太郎の2作品のみが展示されているが、ペドロ・レイエス、キュンチョメ、村山悟郎、藤井光、高山明なども展示を予定している。

 

あいちトリエンーレ2019参加作家によるアーティスト・ラン・スペース「サナトリウム」オープニング・イベント
公開ディスカッション:「サナトリウム」の活用法を考える
2019年8月25日(日)18:00-20:00
場所:サナトリウム(〒451-0042 愛知県名古屋市西区那古野2-10-10)
問い合わせ:sanatoriumaichi@gmail.com

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