アーカスプロジェクトが日本人アーティストの招聘を再開

 

茨城・守谷のアーカスプロジェクトでは、2019年度より日本人アーティストに向けた公募を再開することを発表した。2019年3月1日より公募を開始し、3月9日には、ディレクターに就任したインディペンデント・キュレーターの小澤慶介と、アーカスプロジェクト滞在経験を持つアーティストの藤井光による対談を含むレジデンスプログラム公募説明会を東京・江東区の森下文化センター第2会議室で開催する。

茨城県が主催し1994年に始動した「芸術を通じた地域づくり」を推進する芸術文化事業の「アーカスプロジェクト」は、守谷市を拠点に国際的に活動するアーティストが滞在制作を行なうアーティスト・イン・レジデンスプログラムと地域の住民が主体となって芸術に関われる場づくりやワークショップ等の地域プログラムを展開している。これまでに33か国・地域から103組のアーティストを招聘しており、昨年度はジハド・ジャネル、エリカ・セルジ、イリカ・ファン・ローンの3名がそれぞれ滞在制作に取り組んだ。

26年目を迎えるにあたり、NPO法人AITを経て、2016年に現代アートの学校「アートト」を設立したインディペンデント・キュレーターの小澤慶介をディレクターに招き、国際色豊かで先鋭的でありながら、地域社会の課題なども視野に、より時代に合った事業への変化を目指す。そこで、2008年以来休止していた日本人アーティストに向けた公募を再開し、選出されたアーティストにアーカスプロジェクト滞在後の茨城県北地域での滞在制作と発表の機会を提供していく。

公募期間は、再開された日本人アーティストに向けた公募、引き続き継続される外国人アーティストに向けた公募ともに3月1日から4月19日まで。選出されたアーティストはいずれもアーカススタジオで100日間の滞在制作を行ない、日本人アーティストのみ、その後に茨城県北地域にて、約1ヶ月の滞在制作を行なう。応募の詳細は公式ウェブサイトに掲載されている。

 

アーカスプロジェクトhttp://www.arcus-project.com

 

レジデンスプログラム公募説明会
スピーカー:藤井光、小澤慶介
2019年3月9日(土)18:00-19:30
会場:森下文化センター第2会議室(東京都江東区森下3-12-17)
定員:40名(要予約)、無料
詳細:http://www.arcus-project.com/jp/event/2019/ev_jp190309180000.html

 


小澤慶介

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