三菱地所アルティアムでは2018年6月1日より、九州・沖縄とその周辺地域を拠点とする作家を中心に紹介する展覧会シリーズ「Local Prospects」をこの秋に開催するにあたり、出展作家の公募を開始している。
「Local Prospects」は2015年に「地域を見つめる多様な視点の創出と対話の進化を目指す」展覧会シリーズとして、山内光枝、山城知佳子、許家維の3人展ではじまり、第2回以降は招待作家のほかに公募によって選出された作家を加える形で開催してきた。
４度目の開催となる今回は、出展作家全員を公募で選出することに決定するとともに、「ローカル・プロスペクツ（九州・沖縄の将来性）」を広く解釈し、応募資格を「九州・沖縄にゆかりのある作家」へと広げ、九州・沖縄を主題に制作している作家、同地域でレジデンス経験を持つ作家なども応募可能とした。『Local Prospects 4』のテーマは「この隔たりを」。作品（展覧会）と鑑賞者の間にある距離や差について考察することに留まらず、異なる前提や価値観を持つ他者との隔たり、発達し続けるテクノロジーと人間との隔たり、自然と人間との隔たりと、幅広い解釈が可能なテーマをどのように表現に結びつけ、提示するかが期待される。審査員を務めるのは、後小路雅弘（九州大学大学院教授）、阿佐美淑子（三菱一号館美術館学芸員）、宮本初音（ART BASE 88／Fukuoka Art Tips）、山田晃子（三菱地所アルティアム）の５名。
入選者には制作補助費（約30万円）のほか、展覧会記録冊子の作成、三菱地所アルティアムウェブサイトにおける展覧会の紹介、および郵送・Eメールによる開催告知といった広報活動のサポートが提供される。応募締切は8月3日（金）必着。詳細は公式ウェブサイトを参照。
三菱地所アルティアム｜Local Prospects 4 公募告知：
http://artium.jp/nandr/report/20180601_7751/
Local Prospects 4 – この隔たりを
2018年10月27日（土）-11月18日（日）
三菱地所アルティアム
http://artium.jp/
開館時間：10:00-20:00
休館日：11/6