札幌国際芸術祭2020は冬季開催に

2018年6月18日、札幌国際芸術祭実行委員会は、2020年度に開催する次回の札幌国際芸術祭を札幌の特徴や魅力を生かすべく冬季に開催することを決定した。

札幌国際芸術祭は、2014年に開催した第1回展では、坂本龍一をゲストディレクターに「都市と自然」のテーマの下、北海道・札幌の都市・環境的課題や過去の歩みを振り返りつつ、自然、都市のあり方、経済、暮らしを模索し、都市と自然との共生のあり方を問い直した。昨年の第2回展では、ゲストディレクターに大友良英を迎え、「芸術祭ってなんだ?」をテーマに、イサム・ノグチが「人間が傷つけた土地をアートで再生する」と取り組んだモエレ沼公園を「はじまりの地」に位置づけるとともに、音楽と美術のあいだから生まれたアーティストが積極的に参加し、札幌市内のいたるところで共振、共鳴を生み出そうと試みた。

2020年度冬季に開催が決定した第3回展では、冬、雪、北方圏の文化を題材とした作品やプロジェクトを展開する。また、プログラムの効果的な展開のため、芸術祭の企画を立案、監修は、複数の専門家によるディレクターチームが担う。ディレクターチームの人選は本年9月を目処に行なわれ、来年2月頃にテーマや会期、主要会場などが発表される。

 

札幌国際芸術祭https://siaf.jp/

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