レポート:「真夏の夜の星空上映会2022」

▼「真夏の夜の星空上映会2022」終了!

8月12日(金)〜14日(日)に、隣接する山口市中央公園で映画鑑賞をおこなう毎年恒例の上映イベント「真夏の夜の星空上映会2022」を開催し、終了しました。ご来場いただいたみなさまありがとうございました。

本イベントは、2005年から毎年夏に開催しているもので、多彩なジャンルの映画を上映することから、親子連れからお年寄りまで多くの方々が来場し、YCAMの「夏の風物詩」として、大きな賑わいを見せています。今年も3日間に渡って多彩な3本の映画を上映しました。

初日の12日は、道なき道を何時間もかけて通学する子どもたちを追ったドキュメンタリー映画『世界の果ての通学路』(2012年/フランス)を上映。野生動物が生息するサバンナを駈け抜けるケニアの子ども、愛馬で学校へ向かうアルゼンチンの子ども、古い慣習が残る村から寄宿学校に通うモロッコの子ども、また足が不自由で、弟たちに車椅子を押されて登校するインドの子供など、さまざまな場所のさまざまな境遇の子どもたちが通学する様子が描かれ、多くの観客は初めて知る事実に驚いた様子でした。

13日は、世界的な大ヒットを記録したアニメーション映画『ボス・ベイビー』待望の続編『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』(2021年/アメリカ)を上映。あの“おっさん赤ちゃん”で世界的な大ヒットを記録した「ボス・ベイビー」待望の続編で、25年後のボス・ベイビーが巻き起こす騒動がコミカルに描かれており、会場は終始笑いに包まれていました。

最終日の14日は、児童文学の名作「ドリトル先生」のシリーズを新たに映画化したファンタジーアドベンチャー映画『ドクター・ドリトル』(2020年/アメリカ)を上映。ドリトル先生や動物たち、そして助手のスタビンズ少年の危険な冒険の旅に、観客たちは手に汗を握りながら鑑賞している様子でした。

今年は天候にも恵まれ、3日間とも予定通り屋外にて開催することが出来ました。上映の前には山口市内在住のダンサーや音楽家たちによる、様々な趣向を凝らしたパフォーマンスがおこなわれ、ドリンクやフードなどのキッチンカーも数台並び行列が出来るほどの賑わいで、毎日がさながら夏まつりのようでした。星空の元、心地よい風も吹き、絶好の環境の中で映画をみんなで観るというなんとも多幸感に溢れる上映イベントとなりました。

YCAMではこのあとも夏の上映イベントとして8月26日(金)から28日(日)にかけて「YCAM爆音映画祭2022」を開催します。チケット好評発売中となっておりますので、ぜひ、お買い求めください。

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