レポート:「真野勝成+佐々木誠トークイベント」

6月25日に、特集上映「境界線を模索する」に関連し、「愛について語るときにイケダの語ること」の上映後に本作のスタッフを務めた真野勝成と佐々木誠によるトークイベントを開催しました。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。

撮影:谷康弘

本作は、生来の障害を持つ池田英彦が、スキルス性胃がんステージ4と診断され、死を意識した池田が性愛に偏っていく日々を収めたドキュメンタリー作品です。トークイベントでは、主演の池田と真野、佐々木の関係性や出会いから語られました。池田とは20年来の友人だったと話す真野。映画として映像を発表できたのも、生前の池田からの「この映像を世に出してくれ」という言葉があったからだと言います。話は編集の話題に移り、編集を務めた佐々木から、60時間にもおよぶ撮影素材を58分の映画に仕上げた工夫や編集中のエピソードなども語られました。イベントの最後には質疑応答の時間が設けられ、池田の普段の人柄や、カメラが回っていなかったらどうなっていたかなど、映画には映っていない池田についての質問が多く投げかけられ、イベントは終了。スタジオCのロビーでは、本作のパンフレットの販売やサイン会が行われました。

特集上映「境界線を模索する」は、7月3日まで上映中です。この機会にぜひご覧ください。

YCAMシネマではひきつづき、さまざまなイベントの関連上映や特集上映に関連したトークイベントを開催していきます。詳細はYCAMのウェブサイトやYCAMシネマの上映スケジュールをご参照ください。みなさまのご来場をお待ちしております。

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