展覧会「Echoes for unknown egos with cymbals」が開催中

4月29日から、石若駿+YCAMによる展覧会「Echoes for unknown egos with cymbals」がスタートしました。

本展で発表される同名の新作は、石若がこれまでの演奏で感じてきた、シンバルが発する空気の振動に対する好奇心から発想されたものです。会場内には22枚のシンバルが配置されています。各シンバルにはコイルとマイクが取り付けられており、コイルの駆動に伴うシンバルの振動音をマイクで増幅させることで、シンバル同士の共鳴が生み出されます。

石若が本作のために書いたスコアでは、音符の連なり以外にも、シンバルに流す周波数や、マイクのオン・オフの制御が指示されています。それによってシンバルから倍音の構成や音の高低、大小などの豊かな響きのバリエーションを引き出し、会場に音の風景が描かれます。

会期は6月12日まで。入場無料となっておりますので、みなさまのご来場をお待ちしております。6月4日・5日に開催する石若駿+YCAM新作パフォーマンス公演「Echoes for unknown egos―発現しあう響きたち」のチケットは現在好評発売中です。こちらもあわせてお楽しみください。

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