「食と倫理リサーチ[リサーチ・ショーケース]」を開催します

1月15日(土)から4月3日(日)にかけて、「食」とそれを取り巻く倫理的側面との関係についての研究開発プロジェクト「食と倫理リサーチ」の研究成果を発表する展覧会「食と倫理リサーチ[リサーチ・ショーケース]」を開催することになりました。

2019年に開催した「YCAMバイオ・リサーチ[リサーチ・ショーケース]」の様子
撮影:谷康弘

 

「食と倫理リサーチ」は、災害、バイオテクノロジー、倫理、そしてサステイナビリティの観点から「食」を捉え直すためのプロジェクトとして2021年度からスタート。これまでアーティスト/料理人の岩間朝子、インドネシアを拠点とする食にまつわるコレクティブのバクダパン・フード・スタディ・グループとともにリサーチを重ねています。

展示では今日の食を取り巻く課題や、それに対する実践を紹介することに主眼を置き、展示物はプロジェクトに関連する人物へのインタビュー映像と、関連する資料や書籍を紹介するコーナーのふたつから構成されています。インタビュー映像には、山口県で活動する料理人や食料生産者、生活者、プロジェクトに関わるYCAMのスタッフ、そして、コラボレーターの岩間やバクダパンが登場し、彼女らの食にまつわるさまざまな問題に対する意見や実践を紹介します。資料や書籍を紹介するコーナーでは、プロジェクトメンバーがリサーチの過程で活用した書籍や、インタビュー映像に関する資料を展示します。また、展示は食にまつわる対話を促進するためのプラットフォームとしての側面も持っており、一連の展示物に対しては、来場者が意見などを残すことができます。

2月21日には、食と倫理についてパーソナル・バイオテクノロジーの観点から語り合うトークイベント、さらに3月7日には、「食と倫理リサーチ」のプロジェクトメンバーと語り合うトークイベントをオンライン上で開催します。ぜひ展覧会と合わせてご覧ください。

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