レポート:トークイベント「京都学派と現代」

4月18日、現在開催中のホー・ツーニェンの展覧会「ヴォイス・オブ・ヴォイド—虚無の声」の一環として、哲学研究者の菅原潤をゲストに迎えてトークイベント「京都学派と現代」を開催しました。ご来場いただいた皆さま、どうもありがとうございました。

このイベントは、展覧会開催前の2月に開催する予定だったものですが、同月に東北地方で発生した地震の影響でこの日に開催することになりました。トークイベントでは、京都学派の中心人物にあたる西田幾多郎と田辺元の哲学の基本的な用語の解説や、西田や田辺のほか「京都学派四天王」と呼ばれる西谷啓治、高坂正顕、高山岩男、鈴木成高らのバックグラウンドの紹介から始まりました。

 

 

そして、高山の『世界史の哲学』を理解するためのいくつかのトピックや構図について、丁寧に解説いただきました。およそ1時間のトークイベントののちは、会場からの質問が寄せられ、展示作品についての菅原さんの感想なども披露されました。

トークイベントは終了しましたが、今後の関連イベントとしてホー・ツーニェンの映像作品を上映するイベント「ホー・ツーニェン映像作品選」を6月26日と27日に開催する予定です。こちらもお楽しみください。

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