高松コンテンポラリーアート・アニュアル vol.08「 社会を解剖する」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年に1度の高松コンテンポラリーアート・アニュアル。9回目となる今年は「社会を解剖する」をテーマに、5名のアーティストが参加します。

手芸などの技法を用いて、暖かくも儚い作品を生み出す碓井ゆい(1980年、東京生まれ)は女性としての目線で日常や過去を捉えなおし、盛圭太(1981年、北海道生まれ)は糸による大規模なドローイング「バグ・リポート」で社会のバグ(誤り・欠陥)を表します。照沼敦朗(1983年、千葉生まれ)は世界を見渡すことを望む男の子と現実が見えすぎることを嫌悪する女の子「ミエテルノゾム君」と「ミエナイノゾミちゃん」の目を通して社会を描き出します。また、加藤翼(1984年、埼玉生まれ)は大勢の人の協力を得ながら行う「引き起こし」などのプロジェクトを通して、人や土地とのつながりを視覚化します。発泡スチロール製の家を背負いながら各地を歩くことで公と私の関係を考察してきた村上慧(1988年、東京生まれ)は今回、本展覧会の看板を住居にして、現代社会に溢れる広告と私生活の関係に着目します。

各アーティストはそれぞれのアプローチで社会に切り込み「解剖する」ことで、その仕組みや実態を明らかにします。彼らの作品は、社会における私たち自身の立ち位置について再考をうながすことでしょう。

 

< 展覧会基本情報 >

会期:
2019年9月28日(土)~2019年11月4日(月・振替休)

休館日:
月曜日(但し日曜日は17:00閉館/初日9月28日(土)のみ展示室入室は10:15から/入室は閉館30分前まで) 

会場:
高松市美術館2階展示室

観覧料:

一般 800円(640 円)、大学生 500円(400円)、高校生以下無料
 *( )内は瀬戸内国際芸術祭2019作品パスポート掲示、前売及び20名以上の団体料金
 *身体障害者手帳・療育手帳または精神障害者保健福祉手帳所持者は無料
 *前売券は高松市美術館1階受付、ゆめタウン高松サービスカウンター、宮脇書店本店及び南本店にて9月27日(金)まで販売

 

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