ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道

グスタフ・クリムト《エミーリエ・フレーゲの肖像》1902年

19世紀末から20世紀初頭にかけて、ウィーンでは、絵画や建築、デザインなど、それぞれの領域を超えて新しい芸術を求めた、ウィーン独自の装飾的で煌びやかな文化が開花しました。今日では「世紀末芸術」と呼ばれるこの時代に、画家グスタフ・クリムト(1862-1918)やエゴン・シーレ(1890-1918)、建築家オットー・ヴァーグナー(1841-1918)、アドルフ・ロース(1870-1933)など各界を代表する芸術家たちが登場し、ウィーンの文化は黄金時代を迎えます。本展は、ウィーンの世紀末文化を「近代化(モダニズム)への過程」という視点から紐解く新しい試みの展覧会です。18世紀の女帝マリア・テレジアの時代の啓蒙思想がビーダーマイアー時代に発展し、ウィーンのモダニズム文化の萌芽となって19世紀末の豪華絢爛な芸術運動へとつながっていった軌跡をたどる本展は、ウィーンの豊穣な文化を知る展覧会の決定版と言えます。

展覧会公式サイトはこちらをご覧ください。

日本・オーストリア外交樹立150周年記念
ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道
2019年8月27日(火)―12月8日(日)
国立国際美術館 地下3階展示室
〒530-0005 大阪市北区中之島4-2-55
http://www.nmao.go.jp/

主催:国立国際美術館、ウィーン・ミュージアム、読売新聞社、読売テレビ
後援:外務省、オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム、ウィーン市、ウィーン市観光局
特別協賛:キヤノン
協賛:花王、大日本印刷、岩谷産業、大阪芸術大学グループ、きんでん、清水建設、大和ハウス工業、非破壊検査
協力:ANA、DNPアートコミュニケーションズ、ヤマトグローバルロジスティクスジャパン、ルフトハンザ カーゴ AG、ダイキン工業現代美術振興財団

開館時間
10:00 ―17:00、8・9月の金曜・土曜は21:00まで、10月から12月までの金曜・土曜は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで

休館日
月曜日(ただし、9月16日(月・祝)、9月23日(月・祝)、10月14日(月・祝)、11月4日(月・休)は開館し、翌日休館)

観覧料
一般1,600円(1,400円) 大学生1,200円(1,000円) 高校生800円(600円)
( )内は20名以上の団体料金
9月中の日曜・祝日に限り、高校生無料(要証明)
中学生以下無料(要証明)
心身に障がいのある方とその付添者1名無料(要証明)
本料金で同時開催の「コレクション特集展示 ジャコメッティと Ⅱ」もご覧いただけます。
前売券の販売は8月26日(月)まで(詳細は展覧会公式サイトをご覧ください)。
国立国際美術館では前売券の取り扱いはしておりません。
チケット取り扱い:ローソンチケット(Lコード:54600)、チケットぴあ(Pコード:769-613)、セブンチケット、イープラスほか

関連イヴェント
[記念講演会]「ウィーン・ミュージアムとそのコレクション」
8月27日(火)14:00 ―
講師:ウルズラ・シュトルク(ウィーン・ミュージアム副館長)
会場:国立国際美術館 B1階 講堂
参加無料(要観覧券)、先着130名、当日13:00から整理券配布

[学芸員による見どころ解説]
8月30日(金) 18:00 ―〈プレミアムフライデー企画〉
9月27日(金) 18:00 ―〈プレミアムフライデー企画〉
10月19日(土) 14:00 ―
11月16日(土) 14:00 ―
いずれも
会場:国立国際美術館 B1階 講堂
参加無料(要観覧券)、先着130名、各回開始30分前に開場

 

グスタフ・クリムト《パラス・アテナ》1898年

 

エゴン・シーレ《自画像》1911年

 

《エミーリエ・フレーゲのドレス(再製作)》2008年(オリジナル:1909年)


オットー・ヴァーグナー《カール・ルエーガー市長の椅子》1904年

 

フリッツィ・ベルガー《ファッション ウィーン工房ポストカードNo.788》1912年

作品はすべてウィーン・ミュージアム蔵 © Wien Museum / Foto Peter Kainz

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