丸亀での現在

丸亀での現在
In Marugame – At the Moment – Three Artist Collectives

 


「丸亀での現在」チラシビジュアル デザイン:丸山晶崇(株式会社と)


Nadegata Instant Party《ホームステイホーム》ドローイング 2021年

会期:2021年12月18日(土)〜2022年3月21日(月・祝)
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日(ただし2022年1月3日、10日、3月21日は開館)、12月25日[土]−31日[金]、2022年1月4日[火]、11日[火]
主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団
助成:一般財団法人自治総合センター、芸術文化振興基金、公益財団法人花王芸術・科学財団、一般財団法人百十四銀行学術文化振興財団

同時開催 常設展「猪熊弦一郎展 NYでみた絵、かいた絵」

開催概要

かつて、城下町として発展し、金刀比羅宮への海の玄関口として多くの参詣者も訪れた丸亀。現在は、香川第二の都市として約11万人が暮らしています。
本展は、地方都市の一例として、現代の丸亀に焦点を当てます。地域と関わるアートの現状や課題も含め、現代社会への独自の視座を持つアーティスト3組、KOSUGE1-16、Nadegata Instant Party、旅するリサーチ・ラボラトリーが、丸亀でのリサーチをもとに展覧会をつくり上げます。
2020年春、展覧会の準備段階早々で本格化したコロナ禍で、3組がリサーチの可能性を探り、それぞれのアプローチを生かし、協働することを試みます。個々の表現者から構成される3組のコレクティブによる、丸亀でしかあり得ない現在の実態をぜひご覧ください。

KOSUGE1-16
KOSUGE1-16 (Photo: Hikaru Saito)
車田智志乃と土谷享によるアーティスト・ユニットとして2001年より活動を開始。現在はこれまでのコンセプトを引き継ぎ、土谷が代表として活動する。日常のありふれた環境、現象、人のつながりなどをきっかけに作品を制作し、作品を通して鑑賞者を参加者に変質させ、参加者同士、あるいは作品と参加者の間に「もちつもたれつ」という関係性を構築する。
本展では、丸亀でのリサーチをもとに、人と犬の関わりの歴史と現在から構想した新作インスタレーションを展示する。

Nadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子)

美術家の中崎透、山城大督、アートマネージャーの野田智子によるアーティスト・ユニットとして2006年より活動を開始。地域コミュニティにコミットし、それぞれの場所や状況に応じた「口実」を立ち上げ、多くの参加者を巻き込みながらひとつの出来事を「現実」としてつくり上げていく。「口実」によって「現実」が変わっていくプロセスをストーリー化し、映像や演劇的手法、インスタレーションなどを組み合わせながら作品を展開している。
本展では、ステイホームの日常をふまえ、コロナ禍で転換した状況をさらに転換するプロジェクトを立ち上げ、そのプロセスを含めて作品として提示する。

旅するリサーチ・ラボラトリー

アーティストのmamoru、下道基行、デザイナーの丸山晶崇が中心となり2014年より活動を開始。2017年にアートマネージャーの芦部玲奈が加わる。ジャンルを問わず興味深いフィールドワークとアウトプットをしているリサーチャーや各地の資料館、 美術館などを訪ね、リサーチの手法やアウトプット、またそれらにまつわる作法に関するリサーチを行っている。
本展では、他の2組による丸亀でのリサーチや作品制作、展覧会準備のプロセス自体を追い、リサーチとそのアウトプットをめぐる新たな展開をつくり出すことを試みる。

開館情報などは公式WEBサイトをご確認ください。
丸亀での現在|企画展|MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

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