

昆虫、魚、鳥やけものなど、私たちの身のまわりではさまざまな生きものを目にすることができます。日常の暮らしや自然の中、そして物語など空想の世界まで、彼らは同じく「人(ひと)」という生きものである私たちにとってもかけがえのない存在となっています。
絵画においては、作品の主題や場面に合わせた生きものが画家によって選び抜かれ、ふさわしいポーズをとり、大切な役割を持って登場します。そこには命あるものに対する愛情に満ちた画家のまなざしと技による個性豊かな姿が表現されています。
本展覧会では、花鳥画、草虫画、仏画、物語画、風景画などに描かれた、小さな虫から猫、犬、熊、龍などたくさんの生きものたちの姿を紹介します。
描いたのは高久靄厓(1796~1843)、田崎草雲(1815~1898)、小杉放菴(1881~1964)、清水登之(1887~1945)、橋本邦助(1884~1953)、川上澄生(1895~1972)をはじめ、江戸時代から昭和にかけて活躍した栃木にゆかりの深い画家達です。
バラエティーに富んだ絵画作品に表現された、愛すべき生きものたちの姿をどうぞご覧ください。
公式HP https://www.city.oyama.tochigi.jp/kurumayamuseum/
[基本情報]
会期:2025年8月2日(土)~8月31日(日)
会場:小山市立車屋美術館 Kurumaya Museum of Art
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(8月11日は開館)、8月12日(火)、8月22日(金)
観覧料:一般500円(団体360円)、大高生300円(団体180円)、中学生・義務教育学校生以下は無料
※団体は20名以上 ※障がい者手帳をお持ちの方と付添1名無料 ※おやまミュージアム割引 小山市立博物館企画展の半券(2025年4月以降の領収印があるもの。年度内一回限り有効)ご提示で一般100円、大高生50円を割引(ほかの割引との併用不可)
[組織]
主催:小山市立車屋美術館、栃木県立美術館 助成:一般財団法人 自治総合センター
後援:朝日新聞宇都宮総局、NHK宇都宮放送局、FMおーラジ、(株)エフエム栃木、産経新聞社宇都宮支局、下野新聞社、テレビ小山放送、東京新聞宇都宮支局、(株)とちぎテレビ、(株)栃木放送、毎日新聞宇都宮支局、読売新聞宇都宮支局
[関連イベント]
①ワークショップ「アーティストと一緒に作ろう 夏休みの図画工作相談会」
夏休みの宿題、作ってみたいものをプロのアーティストに相談できるワークショップ。図画工作のお悩みなんでも相談に乗ります。
講師: 秋山佳奈子(アーティスト)
日時: 7月26日(土)、8月5日(火)
9:30~15:30(1人20分の予約制)
対象:小中学生 定員:1日12名(先着順) 参加費:500円
会場:小山市立博物館
②ワークショップ「切り絵で生きものを作ろう」
初心者大歓迎!昆虫や動物などいろいろな生きものを切り絵で楽しく作りましょう。
講師: 中野晴永(小山市立車屋美術館長)
日時: 8月6日(水) 10:00~12:00
対象:小学校4年生から一般の方 定員:20名 参加費:100円
会場:小山市立博物館
③「折り紙で動物園を作ろう」
企画展開催中、折り紙で生きものを作ることができます。作った折り紙で美術館に動物園を作っていきましょう。
日時:8月2日(土)~8月31日(日) 9:00~17:00
会場:展示室内特設スペース 参加費:無料
④ギャラリートーク
「栃木ゆかりの画家について」
講師:志田康宏氏(栃木県立美術館)
日時:8月9日(土)11:00~(45分程度)
会場:企画展示室 ※要当日観覧券。申込不要
⑤担当学芸員によるギャラリートーク
日時:8月23日(土)11:00~(30分程度)
会場:企画展示室 ※要当日観覧券。申込不要