大竹伸朗|残景

オープニング・レセプション:2021年10月30日(土)午後5時 – 7時

大竹伸朗「残景 1」2019 © Shinro Ohtake, courtesy of Take Ninagawa, Tokyo, photo by Kei Okano

 

この度、Take Ninagawaでは大竹伸朗の個展「残景」を10月30日 (土) より開催いたします。

「残景」と題する本展では、大竹伸朗 (1955 -) の絵画の連作をご紹介いたします。大竹が近年取り組んでいた立体的構造を備えたコラージュを経て、その実践を絵画に組み込んだ「残景」シリーズは、大理石の粉末や砂、小石等の素材を油彩と組み合わせた分厚い堆積物から成る「記憶の最後に残る光景」を探求した作品です。光や視点によって表情を変える本作は、絵画であり、彫刻であり、建築モデルでもあり、また、保存という行為が臨界点に達し、創造的なアイディアが生まれる瞬間ともいえるでしょう。

東京国立近代美術館での回顧展を来年に控えて、画廊では5年ぶりの新作展となります。

初日には作家を囲んでオープニング・レセプションを午後5時より行います。
皆様ぜひお誘い合わせの上、ご参加くださいませ。

 

大竹伸朗
1955年東京都生まれ。
主な個展に熊本市現代美術館; 水戸芸術館 現代美術ギャラリー (2019)、高松市美術館 (2013)、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 (2013)、アートソンジェ・センター (2012)、広島市現代美術館; 福岡市美術館 (2007)、東京都現代美術館 (2006)など。主なグループ展に第9回アジア・パシフィック・トリエンナーレ(2018)、国立国際美術館 (2018)、ミネアポリス美術館 (2017)、ポンピドゥ・センター・メッス (2017)、瀬戸内国際芸術祭 (2013, 2016, 2019)、第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ (2013)、第8回光州ビエンナーレ (2010)、Malmö Kunsthalle; ホワイトチャペルギャラリー; テート・リバプール (1991-92)、ヒューストン現代美術館; シアトル美術館; サンフランシスコ近代美術館 (1989-91) など。主なパブリック・コレクションにニューヨーク近代美術館、 ミネアポリス美術館、 ダラス現代美術館 、ヴィクトリア & アルバート博物館、 M+、東京国立近代美術館、東京都現代美術館、ベネッセアートサイト直島など。

大竹伸朗「残景」
会期:2021年10月30日 – 12月18日
開廊時間:午前11時 – 午後7時
休廊日:日,月,祝日
オープニング:2021年10月30日 (土) 午後5時 – 7時

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