「生きられた新宿 Parallax city」@ WHITEHOUSE

「生きられた新宿 Parallax city」
会期2025年11月1日(土) – 11月16日(日)
会場WHITEHOUSE [MAP]
開館時間13:00–19:00(11/1、11/3は13:00–22:00)
展覧会URLhttps://www.ikiraretashinjuku.com/
キュレーター涌井智仁
アーティストGROUP
MoMA「新宿展」に際して多木浩二らは2000枚あまりの新宿の写真を残した。優れた都市鑑賞者であった多木によって表現された新宿の姿は文字通りキッチュで倒錯的だが「新宿」をある象徴として表現するための方式は、未だこの「新宿展」以降発明されていないようにも思える。日常のスナップが並んだこの写真たちには、1975年の多木の視線が折り畳まれている。そこから多木浩二モデルとしての新宿を分析し、展開することで、あり得る都市の姿を描写したいと思う。この展覧会では、変形され、ある種理想化された歪な新宿の姿から現在の新宿、ひいては都市の100年を考えてみようと思う。それは2025年の多木のいない多木の新宿を生成することであり、私たちの知らない私たちの新宿へ身を投企することになるはずである。

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