KAAT EXHIBITION 2026 三沢厚彦・棚田康司「彫刻される劇場」@ KAAT神奈川芸術劇場

KAAT EXHIBITION 2026 三沢厚彦・棚田康司「彫刻される劇場」
会期2026年5月17日(日) – 6月14日(日)
開催前2日後開催
会場KAAT神奈川芸術劇場
住所〒231-0023
神奈川県横浜市中区山下町281 [MAP]
開館時間11:00–18:00(入場は閉場の30分前まで)
休館日
入場料一般 1,000円、神奈川県民割引(在住・在勤)900円、学生・65歳以上 500円、高校生以下 無料
*障害者手帳をお持ちの方と付き添い1名 無料
*KAATキッズ・プログラム2026『さかさまの世界』、『子どものための美しい国』(仮)、海外招聘公演『Love Beyond(Act of Remembrance)』チケット提示で入場無料(1名1回限り)
*学生証、障害者手帳、年齢確認、在住・在勤が確認できるものを提示
URLhttps://www.kaat.jp/
劇場空間と現代美術との融合による新しい表現を展開するKAAT独自の企画シリーズ「KAAT EXHIBITION」。第11 回目となる2026年度は、神奈川ゆかりの彫刻家 三沢厚彦と棚田康司による劇場初の彫刻の展覧会です。

三沢厚彦は樟から動物を等身大で彫り出す「ANIMALS」シリーズで知られ、全国の美術館で展覧会を行っています。象徴的な姿として彫り出された三沢のアニマルズたちは観る人に圧倒的な存在感で迫ってきます。棚田康司は1本の木材を彫り込む一木造りを用いて人物像を制作しています。大人と子供の間を思わせる少年少女の像など、あいまいな境界線に漂う人物像は、儚さや危うさを感じさせます。

本展は、普段は美術館と劇場という異なる場で展開される彫刻と演劇の存在を問い直すとともに、その境界を越境するKAAT神奈川芸術劇場ならではの試みとなります。デジタル上で多様な創造活動が可能となった現代において、身体を使った表現活動は減少しています。木を彫ることは、古代から行われてきた人間の手作業による表現です。演劇や舞踊も、儀式や祭りの中で始まり受け継がれてきた身体表現です。彫刻と演劇は、共に古来より人間の内面的な意識や感情を伝える表現として身体を使って生み出されてきました。現実をより象徴的に置き換えることでリアリティを持たせる点においても共通点が見出せます。

今回展示するのは、様々な動物の要素が一つの体に存在する三沢のキメラ像や、人間を超えた存在である精霊や霊魂の姿を彫り出そうとした棚田の人物像です。越境しようとする彫刻たちが、生きた人間が動き表現する動の場で、静かに佇みながら、劇場という存在を彫り出す姿をお楽しみください。

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