上野アーティストプロジェクト2025「刺繍―針がすくいだす世界」@ 東京都美術館

上野アーティストプロジェクト2025「刺繍―針がすくいだす世界」
会期2025年11月18日(火) – 2026年1月8日(木)
会場東京都美術館 ギャラリーA・C [MAP]
住所〒110-0007
東京都台東区上野公園8-36
開館時間9:30–17:30、金曜日は9:30–20:00
※入室は閉室の30分前まで
休館日12/1、12/15、12/22-1/3、1/5
観覧料一般800円、65歳以上500円、学生・18歳以下無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料
※学生の方、65歳以上の方、各種お手帳をお持ちの方は、証明できるものをご提示ください
※都内の小学・中学・高校生ならびにこれらに準ずる者とその引率の教員が学校教育活動として観覧するときは無料(事前申請が必要)
※同時期開催の特別展「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」のチケット提示にて入場無料
参加作家平野利太郎、尾上雅野、岡田美佳、伏木庸平、望月真理
URLhttps://www.tobikan.jp/2025_uenoartistproject/
上野アーティストプロジェクト第9弾として開催する本展では、布地などに針で糸を刺し、縫い重ねる手法によってかたちづくられた多彩な造形と表現に注目します。手に持った針を動かし、布の表裏の行き来を繰り返す「刺繍(ししゅう)」と呼ばれるような仕事は、つくり手に自分だけの世界に潜りこむことを促し、安らぎや自己解放、時に救済をももたらすものだと言われます。一方で、布地の補修や装飾、信仰などのため、様々な時代、様々な場所で土地の風土に根ざしながら発生してきたこの手わざは、時間・空間を隔てた他者の生活への想像力を働かせるきっかけともなり得るものです。

本展では、大正末から現在にいたる国内の5名の刺し手たちの活動をみつめます。それぞれが手を動かし、布の上にすくい上げた「かたち」と向き合うことで、針と糸というシンプルな道具とともに続けられてきたこのいとなみの意味と可能性について、考える機会となれば幸いです。

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