
| 梅津庸一「人と、制作の現場から」(ゲスト作家|藤田道子) | |
| 会期 | 2026年3月7日(土) – 3月28日(土) 開催前2日後開催 |
|---|---|
| 会場 | hitoto |
| 住所 | 〒530-0041 大阪市北区天神橋5-7-12天五共栄ビル301 [MAP] |
| 開館時間 | 13:00–19:00 |
| 休館日 | 火、水 |
| URL | http:/ |
hitotoでは初めてとなる美術家・パープルーム主宰の梅津庸一の個展を開催いたします。
ゲスト作家として大阪出身のアーティスト・藤田道子の作品を併せて展示いたします。
ー
From the Exhibitor
美術家である僕は日々、あたかもそれが自明の行いであるかのごとく作品をつくり続けている。もちろん、調子の良い時もあればスランプもある。けれども、そのような地道な創作活動は今日の現代アートの世界では必ずしも好まれない。時流を読み、旬の問題意識に目配せしないと話題に上がらないのではないか、そんな強迫観念ともうまく付き合っていく必要がある。
さて、本展は僕がここ大阪の「ゆかり作家」を目指す中で出会ったhitotoで開催する初の個展である。僕自身がhitotoにプレゼンをして開催まで漕ぎ着けたにもかかわらず、ここでどんな展覧会をすべきかなかなか構想が固まらなかった。そんななか、ふとゲスト作家として藤田道子さんを呼ぶことを思いついた。藤田さんは大阪出身なので「ゆかり度」も高いし、実は作品を20年以上前から知っている。そして何より藤田さんは、最初期から現在に至るまできわめて一貫性のある仕事を続けている。そんな藤田さんは僕が神奈川県の海老名で運営しているパープルームギャラリーの展覧会「ファンシーの切断面 そして、無人の待合室」に出展してもらったばかりでもある。ファンシー展を通して理解が深まった藤田作品と自作との共演が今から楽しみである。ギャラリーの名称「hitoto」の由来が「人と」であるかどうかは定かではないが、本展の構想はこのように「人との出会い」に思いを巡らせるところから始まった。
本展には単純な図形を起点にした作品が多く並ぶ。けれども、そこには現実の対象を幾何学による還元を通して分解、簡略化したものは含まれない。あくまでも幾何学を造形の足がかりとして用いたものばかりであるし、一見すると室内デザインに応用できそうなものもあるがそれが目的ではない。そして、グラフィックデザイナーであるタナカタツヤさんらが運営するギャラリーだからこそ、ここで開催する意義のある展覧会にしたい。しかし、それはアートとデザインそれぞれの領分やお互いの接近についての話ではない。そうではなく、取るに足らない些細なことに注目し工夫をこらす、そんなベーシックな制作現場の営みから観客に届くものをつくれるかどうか。そんな広義の意味における「つくる」の内訳についてである。
ゲスト作家として大阪出身のアーティスト・藤田道子の作品を併せて展示いたします。
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From the Exhibitor
美術家である僕は日々、あたかもそれが自明の行いであるかのごとく作品をつくり続けている。もちろん、調子の良い時もあればスランプもある。けれども、そのような地道な創作活動は今日の現代アートの世界では必ずしも好まれない。時流を読み、旬の問題意識に目配せしないと話題に上がらないのではないか、そんな強迫観念ともうまく付き合っていく必要がある。
さて、本展は僕がここ大阪の「ゆかり作家」を目指す中で出会ったhitotoで開催する初の個展である。僕自身がhitotoにプレゼンをして開催まで漕ぎ着けたにもかかわらず、ここでどんな展覧会をすべきかなかなか構想が固まらなかった。そんななか、ふとゲスト作家として藤田道子さんを呼ぶことを思いついた。藤田さんは大阪出身なので「ゆかり度」も高いし、実は作品を20年以上前から知っている。そして何より藤田さんは、最初期から現在に至るまできわめて一貫性のある仕事を続けている。そんな藤田さんは僕が神奈川県の海老名で運営しているパープルームギャラリーの展覧会「ファンシーの切断面 そして、無人の待合室」に出展してもらったばかりでもある。ファンシー展を通して理解が深まった藤田作品と自作との共演が今から楽しみである。ギャラリーの名称「hitoto」の由来が「人と」であるかどうかは定かではないが、本展の構想はこのように「人との出会い」に思いを巡らせるところから始まった。
本展には単純な図形を起点にした作品が多く並ぶ。けれども、そこには現実の対象を幾何学による還元を通して分解、簡略化したものは含まれない。あくまでも幾何学を造形の足がかりとして用いたものばかりであるし、一見すると室内デザインに応用できそうなものもあるがそれが目的ではない。そして、グラフィックデザイナーであるタナカタツヤさんらが運営するギャラリーだからこそ、ここで開催する意義のある展覧会にしたい。しかし、それはアートとデザインそれぞれの領分やお互いの接近についての話ではない。そうではなく、取るに足らない些細なことに注目し工夫をこらす、そんなベーシックな制作現場の営みから観客に届くものをつくれるかどうか。そんな広義の意味における「つくる」の内訳についてである。
