
| 髙橋実希「あの庭の花/Specimens」 | |
| 会期 | 2026年3月6日(金) – 3月15日(日) 開催前 |
|---|---|
| 会場 | ビルドスペース |
| 住所 | 〒985-0016 宮城県塩竈市港町2-3-11 ビルド・フルーガス [MAP] |
| 開館時間 | 11:00–17:00 |
| 休館日 | 月 |
| URL | https:/ |
2008年にスタートして以来、高い評価を得てきた東北最大の写真の祭典・塩竈フォトフェスティバル。宮城県塩竈市の写真館に生まれ育った写真家・平間至が実行委員長を、国内外で活動するインディペンデント・キュレーター菊田樹子がアーティスティック・ディレクターを務め、第一線で活躍する写真家や写真関係者を招き、2008年当時はまだ普及していなかったポートフォリオレヴューの実施、歴史的建造物をはじめ市内各所で、多様かつ質の高い写真の展示を行ってきました。第9回目となる「塩竈フォトフェスティバル2026」の一環としてビルドスペースでは、塩竈フォトフェスティバル2024大賞受賞者・髙橋実希による写真展「あの庭の花/Specimens」を開催します。
髙橋は、自身の生家の庭と、そこに深く関わってきた祖父の存在を起点に、風景に染み込んだ人の営みや感情の痕跡を見つめてきました。祖父が手を入れ続けた庭のかたちや、家の木目に残る手の記憶は、時間とともに変化しながら、いま目の前の風景の中へと姿を変えていきます。庭の草木や家の木材の質感、そこに射し込む光の陰影といった日常の断片を採集し、印画紙の上で重ね合わせるようにして、髙橋は過去と現在、記憶と風景を結び直すように写真を構築します。そこに写る像は、出来事を記録するものではなく、過ぎ去った時間の層を不確かな姿で留めた痕跡のようでもあります。曖昧な像の揺らぎのなかに、家という空間に刻まれた感情の残響や、失われたものの気配が微かに立ち上がる。その揺らぎを通して、写真が“見る”という行為を越え、心や身体の奥に沈む記憶へと触れるための方法であり得ることが示されています。
髙橋は、自身の生家の庭と、そこに深く関わってきた祖父の存在を起点に、風景に染み込んだ人の営みや感情の痕跡を見つめてきました。祖父が手を入れ続けた庭のかたちや、家の木目に残る手の記憶は、時間とともに変化しながら、いま目の前の風景の中へと姿を変えていきます。庭の草木や家の木材の質感、そこに射し込む光の陰影といった日常の断片を採集し、印画紙の上で重ね合わせるようにして、髙橋は過去と現在、記憶と風景を結び直すように写真を構築します。そこに写る像は、出来事を記録するものではなく、過ぎ去った時間の層を不確かな姿で留めた痕跡のようでもあります。曖昧な像の揺らぎのなかに、家という空間に刻まれた感情の残響や、失われたものの気配が微かに立ち上がる。その揺らぎを通して、写真が“見る”という行為を越え、心や身体の奥に沈む記憶へと触れるための方法であり得ることが示されています。
