反転した惑星 @ noctarium / マウント劇場

反転した惑星
会期2026年1月17日(土)
会場noctarium / マウント劇場 [MAP]
住所〒412-0042
静岡県御殿場市新橋1988-17
開館時間12:00-20:00
休館日なし
参加作家小鷹拓郎、柴田祐輔、山本篤
URLhttps://noctarium.peatix.com/
狂っているのはお前か、俺か ──。

本上映プログラム「反転した惑星」は、アーティストの小鷹拓郎、柴田祐輔、山本篤の映像作品を通じて、世界の捉え方がいかに組み替えられ、更新されうるのかを検討する試みである。

会場となるのは、御殿場の「ノクタリウム」。1965年から2012年まで映画館として機能していたマウント劇場を、建築家・勝呂恒介がほぼ一人でDIY改修し、2020年に宿泊施設として再生させたゲストハウス映画館である。上映鑑賞に特化した制度的な映画館は、滞在や関係性を内包する場へと変容し、「映画を見る」という行為の前提そのものを静かに反転させた。

本プログラムでは、この場所の反転を起点に、映像と人間の創造力が世界認識をどのように反転させうるのかを批評的に問い直す。小鷹拓郎は、UFOやテレパシーといった未知の存在や力を手がかりに、ドキュメンタリーとフィクションの境界を曖昧にする。柴田祐輔は、出来事が「現実」として流通し、受け取られる過程に焦点を当て、日常や制度が生成される仕組みを可視化する。山本篤は、断片的で私的な行為の反復を通じて、身体と時間の揺らぎに寄り添い、変化が日常の内部でゆるやかに進行するプロセスとして現れることを示してきた。

三者の映像が交差することで、世界は固定された向きをもつものではなく、複数の視点やスケールによって書き換えられた「反転した惑星」として立ち上がる。映像はここで「反転を引き起こす媒体」として機能し、観客自身の知覚や判断の位置を更新する場をひらく。

また上映の合間には、ノクタリウム支配人・勝呂恒介の案内による御殿場ツアーが行われるほか、会場内では、写真家・鈴木竜一朗の写真スライドショーや、国立奥多摩美術館・佐塚真啓館長によるパフォーマンス販売、選りすぐりの日本酒を集めた「あなぐま酒場&ブックス」、9歳の少年が手がける「NOTAのおみせ」、御殿場にゆかりのある店舗の出展も予定されている。

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