
京都芸術センター展覧会シリーズ「FOCUS」第6回
澤田華個展「まめによそ見する足」
2026年4月3日(金)–5月17日(日)
京都芸術センター ギャラリー北・南ほか
https://www.kac.or.jp/
開館時間:10:00–18:00(金、土は20:00まで)
休館日:4/22(※臨時休館)
展覧会担当:寺岡樹音(京都芸術センター アートコーディネーター)、西田祥子(京都芸術センター プログラムディレクター)
展覧会URL:https://www.kac.or.jp/events/20260130/
京都芸術センターでは、ひとりのアーティストに焦点を当て、作品の展示にとどまらず、制作の背景にあるリサーチや問題意識にも光を当て、その実践を通して現代社会や歴史、文化を新たな視点から見つめ直す展覧会シリーズ「FOCUS」の第6回目として、京都を拠点に活動する澤田華の個展「まめによそ見する足」を開催する。
澤田華(1990年京都府生まれ)は、生活や制作の中で生じた些細な疑問や引っ掛かりを起点に、写真・映像をはじめとしたさまざまな表現形態を用いて作品を制作してきた。普段は何気なく受け入れてしまう行為や経験を、過剰にしたり分解したりすることで混乱を生じさせて、そこで起きていることを顕在化させようと試みている。近年の主な個展に「ビューのビュー(陳列窓、散歩)」(LIVE ART GALLERY、東京、2025)、「ビューのビュールーム」(山山、京都、2024)、「避雷針と顛末」(Gallery PARC、京都、2022)、「夏のオープンラボ:澤田華 360°の迂回」(広島市現代美術館、2020)。グループ展に「VOCA展2025」(上野の森美術館、東京、2025)、「吹けば風」(豊田市美術館、愛知、2023)、「見るは触れる 日本の新進作家 vol.19」(東京都写真美術館、2022)、「第3回PATinKyoto 京都版画トリエンナーレ2022」(京都市京セラ美術館、2022)、あいちトリエンナーレ2019(愛知芸術文化センター、2019)など。
澤田華「ビューのビュールーム」(山山/2024年)展示風景
澤田華「吹けば風」(豊田市美術館/2023年) 展示風景 撮影:ToLoLo studio
本展では、澤田が近年取り組む〈漂うビデオ〉シリーズの新作、〈ビューのビュー〉シリーズ、新作インスタレーションを通して、澤田が自身の身体を動かしながら実践する、【まめに=細かなところまで/頻繁に/律儀に/億劫がらずに】、【よそ見する=主要な道筋から逸れた部分にも、ふと感覚を動かし経験する】態度を提示。記録行為やSNSが日常化した現代社会において、写真や映像というメディアを通して私たちが経験する「記録する」「見る」という行為の在り方を改めて問いかける。
〈漂うビデオ〉シリーズの新作は、ゾンビ映画を投影するプロジェクターの光を頼りに、京都芸術センターの屋内外を歩き回り撮影した映像作品。また、〈ビューのビュー〉シリーズは、複数のモニタを通じて、これまで澤田が記録してきたさまざまな素材がコンピューターのデスクトップ上で次々と開かれたり閉じられたりする様子を映し出す映像作品。そして、新作インスタレーションでは、「ことば」に焦点を当て、歩きながら目にしたものを写真の代わりに「ことば」で記録した素材をもとに展開する。来場者は、館内各所に配置された作品を移動しながら鑑賞し、視覚だけでなく、空間や身体の感覚を通して作品を経験する(身体の「よそ見」を体験する)こととなる。
関連イベント
オープニングトークイベント
2026年4月3日(金)19:00–20:00
登壇者:澤田華(出展作家)、寺岡樹音(京都芸術センター)
会場:京都芸術センター 図書室(南館1階)
定員:20名(※予約優先 https://forms.gle/HAWFDig8Wzy8tKq5A )
参加費:無料
澤田華《ビューのビュー》過去作品画像
澤田華《漂うビデオ》過去作品画像