もぞもぞする展覧会 しつづける あいだに @ アトリエみつしま Sawa-Tadori

もぞもぞする展覧会 しつづける あいだに
会期2026年1月6日(火) – 1月18日(日)
会場アトリエみつしま Sawa-Tadori [MAP]
住所〒603-8215
京都府京都市北区紫野下門前町44
開館時間11:00–18:00
※最終日のみ16:00閉館
休館日会期中無休
観覧料無料
URLhttps://haps-kyoto.com/mozomozo_2025exhibition/
本展は、福祉施設が取り組むコミュニティ・アートセンター〈たんぽぽの家アートセンターHANA〉の所属作家と、本展の会場〈アトリエみつしま Sawa-Tadori〉のオーナーでもある美術家の光島貴之さんの作品を展示し、それに対して「触れる」「踊る」「寝ころぶ」「話し合う」「休む」「着る」「音を出す」などといった多様な鑑賞アプローチを体現することを試みます。わたしたちは、鑑賞者という立場から、「美術館とはなんだろう」という考察から始まり、「アートとの接し方を変えるには?」「美術館の新しい過ごし方は?」などといった問いへと観点を広げながら、この4年間模索を続けて来ました。それは美術館をわたしたちのものにするという運動でもあり、その一つの提案としてこの展覧会があります。

もぞもぞ? わたしたちの活動のシンボルである「ミミズの糞塚」。ミミズたちはわたしたちの見えないところでもぞもぞと動きながら微生物と協働して豊かな土壌をつくってくれています。直線的ではない動き、一つではないアクセス。わたしたちはそれに学びながら、豊かな文化の土壌を耕してゆきたいと思います。

本展のゲストキュレーターである奥村一郎さんは、美術作品と同時にいわゆる「美術」ではないもの、例えば生活道具などを展示したり、移民と美術をテーマにするなど、さまざまな領域のあいだを探るような実験的な展覧会を手掛けてきました。奥村さんには、HANAのアーティストと光島さんの作品群から展示作品を選び、「もぞもぞ」の試行を踏まえ、協働した上でのキュレーションを依頼しました。果たしてどんなリアクションがくるのか?キュレーターと、市民参加者で構成された「もぞもぞ」チーム(もぞもぞさん)とのあいだの真摯な対峙から生まれる未来の「美術館」を模索する試みに、ぜひご参加ください。障害のある人、ない人、全ての人々にとってひらかれた展覧会になることをめざしています。トーク、ワークショップ、もぞもぞさん企画の多彩なプログラムとともに、一緒に「もぞもぞ」してみませんか。
(未来の美術館構想講座事業ディレクター/もぞもぞさん・中川真)

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