金沢寿美《No.06082023》2023 / Photo by Shintaro Abe| 金沢寿美「あの日を受けとる」 | |
| 会期 | 2025年11月5日(水) – 12月26日(金) |
|---|---|
| 会場 | 現代芸術振興財団 [MAP] |
| 開館時間 | 12:00–19:00 |
| 休館日 | 日曜、月曜、火曜、水曜(ただし11/5、12/24は開廊) |
| URL | https:/ |
この度、現代芸術振興財団は、当財団主催のアートアワードCAFAA賞2020-2021年グランプリ受賞者、金沢寿美による個展「あの日を受けとる」を開催いたします。
金沢はこれまで作品を通して、人間の「個人は唯一無二の存在である一方、集団の一部に過ぎない」という永遠の矛盾について問い続けてきました。
作品を作る上で、戦前に済州島から海を渡り日本へやってきた祖父母を始め、両親、彼女自身と百年近く移民として生き、育ってきた環境が彼女に大きな示唆を与えてきたといいます。彼らは、対立する国家や民族に翻弄される中で、自分たちの居場所として “どちらでもない場所” を築いてきました。そこから見える景色は人間の複雑で多様な表情を彼女に見せてくれました。
金沢は自身の経験をもとに、個と集団、その両者を行き来するようにして生まれる “間にある世界” を壮大なインスタレーションによって表現しています。
近年は、新聞紙の一部を残して鉛筆で塗りつぶしたものをつなぎ合わせたインスタレーションに取り組んできました。今回、この「新聞紙のドローイング」を長く制作しきた中で気づいたある感覚をもとに、そこから派生した新しいドローイングによるインスタレーション作品を展示します。
金沢はこれまで作品を通して、人間の「個人は唯一無二の存在である一方、集団の一部に過ぎない」という永遠の矛盾について問い続けてきました。
作品を作る上で、戦前に済州島から海を渡り日本へやってきた祖父母を始め、両親、彼女自身と百年近く移民として生き、育ってきた環境が彼女に大きな示唆を与えてきたといいます。彼らは、対立する国家や民族に翻弄される中で、自分たちの居場所として “どちらでもない場所” を築いてきました。そこから見える景色は人間の複雑で多様な表情を彼女に見せてくれました。
金沢は自身の経験をもとに、個と集団、その両者を行き来するようにして生まれる “間にある世界” を壮大なインスタレーションによって表現しています。
近年は、新聞紙の一部を残して鉛筆で塗りつぶしたものをつなぎ合わせたインスタレーションに取り組んできました。今回、この「新聞紙のドローイング」を長く制作しきた中で気づいたある感覚をもとに、そこから派生した新しいドローイングによるインスタレーション作品を展示します。
