
コレクション展2025-Ⅱ | |
会期 | 2025年9月6日(土) – 2026年2月1日(日) |
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会場 | 広島市現代美術館 [MAP] |
開館時間 | 10:00–17:00(入場は閉館の30分前まで) |
休館日 | 月曜(ただし9/15、10/13、11/3、11/24、1/12は開館) 9/16、10/14、11/4、11/25、年末年始(12/27-1/1)、1/13 |
展覧会URL | https:/ |
「日常」をテーマに展覧会を構成 コレクション展2025-Ⅱでは、広島市現代美術館のコレクションの特質に親しんでもらうために、「日常」をテーマに各展示室毎に4つのキーワードを設け作品を紹介します。出品作品は、コレクションの枠を超え、収集方針や広島という地域性をふまえた特別出品もまじえて構成されます。 ◯日常の再発見 身近な人々やとりとめのない風景、日々の暮らしの中で目にするものごとを選びとるアーティストの作品は、普段わたしたちがなにげないものとして認識している「日常」の見え方や捉え方を変えることがあります。 本セクションでは、身近な人々や風景を主題とする作品や、身の回りにある素材やモチーフを取り入れるアーティストの手つきに着目し、「日常」を新たな視点で見つめ直します。 出品作家 (※展示予定順) マーティン・クリード、クルト・シュヴィッタース、田中功起、篠原有司男、秦如美、デニス・オッペンハイム、三瓶玲奈、日高理恵子、アレックス・カッツ ◯生と死の狭間 今日のようなめまぐるしく変化する社会の中、心身に不調をきたしてもなお続く日々の営みをこなすためには、なんとか状況と折り合いをつけるための手立てを要するときがあるかもしれません。本セクションで紹介する作品に見られる身近な日用品、また作品が映し出す日々の素朴な行為や人間の姿かたちは、とりとめのない日々の根底にある生のあり方をわたしたちに意識させます。また、時としてそういった生の営みを規定する社会構造にまで目を向けさせるような作品もあわせてご覧いただきます。 出品作家 (※展示予定順) 小林考亘、出光真子、草間彌生、ドゥエイン・ハンソン、横尾忠則、吉仲太造、石内都、アルマン、諫山元貴(特別出品含む) ◯広島/ヒロシマ 広島は、被爆地としての特質を意識して語られる際、しばしばカタカナで「ヒロシマ」と表記されます。当館の収集方針のひとつに「『ヒロシマ』と現代美術の関連を示す作品」があり、「ヒロシマ」をテーマとした制作委託による収集も行ってきました。このセクションでは、広島/ヒロシマという地域性に関連付けながら生み出された作品を中心に紹介します。 出品作家 (※展示予定順) エンツォ・クッキ、アンソニー・グリーン、鈴木健之、北山善夫、河鍾賢、大岩オスカール、村上友重、モンティエン・ブンマー、立石大河亞、蔡國強 ◯非常のあらわれ 戦争や災害、パンデミックは、「日常」がそれまでとは全く異なる様相を帯びるきっかけとなります。本セクションでは、そのような「非常」が日常の光景やモチーフの中に立ち現れている作品を紹介します。例えば、今回特別出品である高嶺格の《God Bless America》では、アメリカにおいて同時多発テロが起きた際にしばしば歌われた同名曲を歌う頭部を粘土でつくる男女の様子が、彼らの日常生活を含めて映し出されています。 また新規収蔵作品の紹介として、第10回ヒロシマ賞受賞作家であるモナ・ハトゥムの作品を初出品します。 出品作家 (※展示予定順) 郭徳俊、高嶺格(特別出品)、マックス・アルミィ、横尾忠則、荒木高子、下道基行、モナ・ハトゥム |