
企画展「武内優記展『星屑のケイショウ』」 | |
会期 | 2025年10月18日(土) – 12月7日(日) |
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会場 | 高松市塩江美術館 [MAP] |
開館時間 | 9:00–17:00(入室は16:30まで) |
休館日 | 月曜(ただし11/3、11/24は開館)、11/4、11/25 |
展覧会URL | https:/ |
美術家 武内優記(1985-)は、大学で彫刻を学んだことをきっかけに、ものごとが生まれるプロセスやそれらを構成する物質や素材について思索しています。「私たちの身体は、星屑でできている」とは、アメリカの天文学者 カール・セーガン(1934-1996)が、宇宙誕生から天体の形成に至る過程で多くの元素が生まれたことを比喩的に表現したものです。彼の言葉を起点に、武内は「様々な素材から生まれる作品は、星屑の“形象”と言え、人類が発見してきた知の“継承”は、人間の切実な営みである。」と捉え、多様な方法で造形のアプローチを続けてきました。
本展では、宇宙空間で衝突する天体から着想を得て制作された《Knead without touching by hand(Sikhote Alin Meteorite)》(2014-)を展示します。彫刻を作るための装置とアクションからなる作品は、10年以上にわたりアップデートが続けられてきました。今回は初めて、宇宙空間をイメージした暗室での展示を試み、広大な宇宙における造形の軌跡を体感いただきます。また、元素をモチーフにした100を超えるモニュメントを展示し、全ての生命と物質の誕生に思いをめぐらせます。