When the sun goes up here, the sun goes down over there こちらに太陽が昇るということは、そちらで太陽が沈むということ 石澤英子展

この世界は、どのような種類のモノ・コトが、お互いにどのような関係性をもって共存しているのだろうか、あるいは共存し得るのだろうか。

Today: sunrise->4:54am in Izumo / sunset ->10:04pm in Amsterdam

奈良県で生まれた石澤は、19歳の時に、アムステルダムに移住し、テキスタイルや応用美術を学んだ後、25年間ほど、アムステルダムを拠点に、ヨーロッパを中心として活動してきました。いくつかの縁やタイミングが重なり、2024年、主たる生活拠点を島根県出雲市に移します。

多種多様な素材や技法によって、バラエティに富んだ石澤の作品群ですが、共通して繰り返し出てくるキーワードがあります。それは、「穴」、「型(形)を取る」、「鏡」、「循環」といった、2つの世界の接続方法であり、「境界線」、「バランス(調和を図る)」という石澤の世界のとらえ方を象徴する言葉です。二項対立として、対立する関係と捉えられることの多い、西と東、見る者と見られる者、光と影、現実と幻想、自然と文明、といった関係性を、石澤は、対になって存在する一つの世界と捉えます。

本展では、2008年に制作し、「リアルすぎる熊」としてSNSを中心に世界で大きな話題を呼んだ≪the Great Sleeping Bear≫を展開したプロジェクトと、継続的に取り組んでいるコラージュ、そして 西(アムステルダム)から東(島根県出雲市)へ移住後の新作も展示します。ヨーロッパを中心に活動してきた石澤英子にとって、日本の美術館では初めての個展となります。

 

石澤英子プロフィール

1981 年 奈良県⽣まれ、現在、島根県出雲市を拠点に活動

2005 年 Gerrit Rietveld Academie ファッション・テキスタイル科卒業

2007 年 Sandberg Instituut ⼯芸・総合芸術科修了

 

【関連プログラム】

1.ワークショップ「小山の植物をモチーフに、太陽の光でプリントする写真をつくろう」

講師:石澤英子(アーティスト)

日時:9月20日(土) 10:00~12:00

会場:間々田市民交流センターしらさぎ館

参加費:500円

定員:20名

内容:会場周辺に生えている、小山の美である小山の植物を採取し、太陽の光でプリントするサイアノタイプをつくります。

※事前申込が必要(先着順) Tel.0285-41-0969(9:00~17:00 休館日をのぞく)もしくは申込フォームより

石澤英子《beautyinkimonos》

 

2.担当学芸員によるギャラリートーク

日時:10月18日(土) 14:00~(30分程度)

会場:企画展示室 ※要当日観覧券。申込不要

 

【スタディプログラム】

※両方とも事前申込が必要(先着順) Tel.0285-41-0969(9:00~17:00 休館日をのぞく)もしくは申込フォームより

1.スタディプログラム:ワークショップ「モービル・スポッティング」

講師:百頭たけし(写真家)

日時:11月8日(土) 12:00~16:00 ※雨天延期時は11月16日(日)

会場:小山市立博物館 視聴覚室

参加費:500円

定員:10名

内容:写真家、百頭たけしと撮影に行き、撮影した写真の講評会を行います。

百頭たけし≪無題≫2024年

 

 

2.スタディプログラム:レクチャー「ウィーンの世紀末」

講師:水沢勉(美術史家・美術評論家)

日時:12月6日(土) 14:00~16:00

会場:小山市立博物館視聴覚室

参加費:無料

定員:30名

内容:19世紀から20世紀への転換期のウィーン。世界中で芸術が変化を遂げた時期に当たります。そのなかでもとりわけ現代にいたるまでの衝撃を放ったのがウィーンでした。グスタフ・クリムトやエゴン・シーレの作品に触れつつ、その背景についても言及したいと思います。

 

 

 

 

【石澤英子参考画像】

 

 

Copyrighted Image