京都芸術センターでは、若手アーティストの発掘・支援を目的とした「作家ドラフト」の展覧会プランを募集している。
京都芸術センターは2000年の開館以来、若手アーティスト及び若手キュレーターを対象に、同センターの南北に分かれたふたつのギャラリー空間を自由に活用した展示プランを募集、実現する公募企画「作家ドラフト」、「展覧会ドラフト」を隔年で開催している。
現在、応募受付中の「作家ドラフト」は、企画から実施にいたるプロセスで、若手アーティストにとって必要な経験や思考を鍛え、展覧会以降の活動へとつながることを目指している。選出されたプランは、審査員の講評、京都芸術センター・アートコーディネーターによるサポートなどを経て、展覧会実施までの約9ヶ月間で提出プランを改善していく。また、選出されたプランには、展覧会制作補助費30万円のほか、展覧会会場の提供、広報及び宣伝協力が支援される。前回はギャラリー北にて鎌田友介の『D Construction Atlas』、高橋耕平の『史と詩と私と』が実施された。
今回、審査員を務めるのはアーティストの小沢剛。応募締切は5月10日。募集要項・応募用紙のダウンロードなど詳細は公式ウェブサイトを参照。なお、「展覧会ドラフト2015」に選出された川村麻純『鳥の歌』は5月10日まで開催中。
京都芸術センター:http://www.kac.or.jp/