『石元泰博写真展—桂離宮1953, 1954—』@ 神奈川県立近代美術館 鎌倉


「桂離宮 水屋附近石組(松琴亭)」1953-54年 高知県立美術館
『石元泰博写真展—桂離宮1953, 1954—』
4月7日(土)–6月10日(日)
神奈川県立近代美術館 鎌倉
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/
開館日時:火–日、祝 9:30-17:00(入館は閉館30分前まで)

今年2月に他界した戦後日本の写真界に多大な影響を与えた写真家石元泰博の展覧会『石元泰博写真展―桂離宮1953, 1954―』が神奈川県立近代美術館 鎌倉にて開催される。
本展は、石元の膨大な作品群の中から、坂倉準三設計により1951年に建てられた鎌倉館という展示空間に共鳴すべく、石元が1953, 1954年に制作した「桂離宮」シリーズに焦点を絞った構成となる。バウハウスの教育理念を引き継ぐシカゴ・インスティテュート・オブ・デザインにて鍛えられた石元による桂離宮の写真、坂倉の建築は、1950年代初頭に日本のモダニズムが到達していた高いレベルを再確認させる。
会期中には武蔵野美術大学教授の森山明子によるトーク「石元泰博—写真という思考」や学芸員によるギャラリートークが企画されているほか、5月14日(月)の休館日を挟み、展示替えが行なわれる。なお、本展は石元の膨大な作品群を収蔵する高知県立美術館の特別協力のもと開催される。

ゲスト・トーク「石元泰博—写真という思考」
森山明子(武蔵野美術大学教授)
4月21日(土)14:00-15:30
会場:神奈川県立近代美術館 鎌倉 展示室
申込不要、無料(ただし、本展の観覧券が必要)

文中敬称略

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